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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/ced (9)

  • コンテンツ産業は「産業」なのか - 雑記帳

    *1ハーバード大学教授で知的財産法を専門とするWilliam Fisherが著書Promises to Keep: Technology, Law, and the Future of Entertainment(このサイトで原著の序章とch6を読むことができる。また、Introductionの部分は翻訳してみたことがある。)で提唱しているAdministrative Compensation System(ACS:行政補償制度)はインターネットの登場によって急激に発展してきたデジタル・コンテンツの在り方と現行の著作権制度の問題を考える時に有益な視座を提供してくれる、という意味において重要な考え方ではないかと思う。その実現可能性は未知数で、実際に試行するためにはあまりにも多くのハードルの乗り越えなければならないが、実現できるかどうかは別としても、思考実験の道具の一つとして使うのならこんなに

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    otsune 2010/07/02
  • ライティング スペース―電子テキスト時代のエクリチュール - 雑記帳

    id:bookscannerの記事には、紙媒体の書籍のアーカイブと、ネット上における電子的なアーカイブの違いについていろいろと書いてある。どうしても、図書館アーカイブ、というと、如何にして書籍を電子化(スキャン)して、それを電子媒体(磁気テープ、ハードディスク、CD-ROM、DVD-ROM、etc)に保存するのか、という「保管」の面に話題が集中してしまう。アーカイビングと著作権の問題についても、どうやって著作権者から許諾を得るか、といった問題ばかりが語られる。でも、電子化された図書館は、単に紙媒体の書籍を保管する図書館が、電子化(スキャン)された書籍を保管する図書館に変わる「だけ」、なのだろうか。そもそも、私達が前提としている図書館、書籍、出版の在り方それ自体が、電子化によって変わってしまうのではないか。 以前、NY TimesのScan This Book!という記事についてエントリを

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    otsune 2010/04/08
  • はてなスターは民主主義の敵か - 雑記帳

    別に思想的意味はあまりないのだが、ここに書いてあった方法ではてなスターは消す方向で*1。 h3 span img{ display: none; } はてなスターリリース直後からコメント欄にて様々なご意見を頂きありがとうございます。 コメントの中に、☆を消したい、というご要望を多く頂いておりますが、当面☆を削除する機能はつけずにいこうかと思っています。 ブログのエントリーは次々に流れていきますし、挨拶のようなものであるとお考え頂ければ幸いです。 http://d.hatena.ne.jp/hatenastar/20070711/1184152733 とあるように、削除する機能も無いし、機能それ自体を無効化する選択肢も与えられていないようなサービスを使う気にはなれない。これを機にはてなダイアリーから他のサービスに移行するか、自分でサーバーを立てることを検討してしまうかも、な。 はてなブックマ

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    otsune 2007/07/12
  • P3Pについて - 雑記帳

    2004年夏に作成したメモ*1。 P3Pの正式名称はPlatform for Privacy Preferences Project。バージョン1.0は2002年4月にW3Cにより勧告されている。まだ一般的とは言い難いものの、IE6がP3P対応であるために、P3Pの中身云々より先に、半ば強制的な環境のP3P対応化が今後顕在化してくるものと思われる。 考え方としてはCCPLに類似している部分も見受けられる。CCPLはlegal code(法的条項)、human readable code(コモンズ証)、machine readable code(機械可読コード・メタデータ)の3層構造になっているけれど、P3Pもhuman readable privacy policy(人間が解読可能なプライバシー・ポリシー)、machine readable privacy policy(機械が解読可能なX

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    otsune 2007/06/15
  • 雑記帳 - セキュリティ産業は本当に必要なのか?

    先週ロンドンで開催されたInfosecurity Europe 2007で、『セキュリティはなぜやぶられたのか』の著者であるBruce Schneierがセキュリティ産業の必要性について語った。CNET英語記事では表題が"Schneier questions need for security industry"となっているが、翻訳されたCNET Japanの記事では「「消費者は安全性に欠ける製品を受け入れるべきでない」--B・シュナイアー氏が講演」と表題が変更されているため、この内容が日国内のブロガーにはあまり注目されなかったのかもしれない。 が、海外では「セキュリティ産業は現状では必要に決まっているじゃないか」などと、この話を巡り議論が巻き起こり*1、Bruce Schneier自身がWiredでこの件について自ら語ることとなった。その記事が、Wiredに5月3日に掲載された"Do

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    otsune 2007/05/04
  • 高学歴社会の大学―エリートからマスへ - 雑記帳

    以前書いた読後録のリサイクル。大学が大衆化するにつれて起る変化を、エリート型大学、マス型大学、ユニバーサル型大学という三つの段階に分けて検証している。このが出版されたのは1976年だが、その時点で既に大学のマス型化、ユニバーサル型化は問題になっていたということになる。 訳者のあとがきに、このの要約を表にまとめたものが掲載されている(p194-195)。このに納められている3つの論文で繰り返し説明が成されているため、この表を見たほうが理解が早いかもしれない。 高等教育制度の段階エリート型マス型ユニバーサル型 全体規模(該当年齢人口に占める大学在学率)15%まで15%以上〜50%まで50%以上 該当する社会(例)イギリス・多くの西欧諸国日・カナダ・スウェーデン等アメリカ合衆国 高等教育の機会少数者の特権相対的多数者の権利万人の義務 大学進学の要件制約的(家柄や才能)準制約的(一定の制度

    高学歴社会の大学―エリートからマスへ - 雑記帳
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    otsune 2006/12/31
  • 著作権法は創造性のためにあるんじゃない、お金のためにあるんだ! - 雑記帳

    以前どこかで話した内容なのだけど、結構重要なことかもしれないのでメモ。 著作権法は、作成した著作物からどれだけの金銭的利益を得ることができるか、を目的とした法律です。著作権法の存在はあくまで経済的なものであって、著作物の芸術性云々は実際のところ著作権法の範疇ではありません(もちろん芸術で飯をうためにそれが必要、という議論も勿論あるけど、今は割愛)。 そして、オリジナリティやインセンティブといった概念は著作権法の存在を正当化させるために存在しています。そもそも芸術の営みにオリジナリティやインセンティブが明確に言語化できるかたちで存在しているかはわかりません。オリジナリティやインセンティブといった概念は著作権法がそれを必要としたから要請された概念です。また、著作権法の存在と、創造性は関係がありません。これにマーケティングの話が混ざるとますます面倒な事態になっていくけれど、これは著作権法とはま

  • 紛争が起きないのなら法律はいらない? - 雑記帳

    なんか自分自身で状況を確認するために書いてます。それにinf.さんのところのインタビュー記事と内容同じだし……。まぁいいや。 「CCと契約について」の続きです。実際にこの内容が茶会で話されたのは2年ほど前になります。そしてそのときに話した内容を以下のようにKiraさんが書いてます。 契約の有効性なんて多分どうでもいいのだ。その精神に賛同したものだけが参加すれば、それで問題は解決する。今までの論理でははかり知れないものを作ろうとした時、それを法で保障するなんていうことは多分無理で、むしろ足かせにしかならないのだろう。 僕らは僕らの理想郷を目指して歩き続けるけれど、現行の経済モデルに目をつけられないよう邪魔されないよう、一応契約モデルっぽいもので僕らの世界が保証されているように見せかける。僕らの世界のルールを法律のように見せかけただけで、実際の法律とはかけ離れているようでも別にかまわないのだ。

  • ダメな私を助けてくれる系 - 雑記帳

    以前坂啓一の主催するメールマガジンSurfin’に出てた文章*1。 こんな仮説を立てた。 現在、生活者・顧客に支持され、受け入れられている商品は、 「ダメな私を助けてくれる系」 ではないか。 そう気づいてみると、これまでの商品は、優等生を前提として設計されている。取り扱い説明書も、「**にはお気をつけください。**の場合には使用を中止してください」と「DO NOT」が大書してある。 航空会社から「安いよ!」というメールが届くが、そのような特別割引チケットは1ヶ月も2ヶ月も前から予約しなければならん。あまりに遠くて予想もできないよ。 人間、そんなにエラくないし、ルールなど、守れんのだ。 自分としてはこういった考えは好きではないが、でもマーケティングやってる人からしてみたら重要なことなんだろう。で、こういったアプローチを地で行くのがリクルート、だ。googleの日での競合の一つがリクルート

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    otsune 2006/05/01
    「癒し系」。ポール・グレアムの本とかは「癒し系」なんだけどね。
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