自閉症スペクトラムとアスペルガーに関するotto2130のブックマーク (109)

  • 些細な事でいっぱいいっぱいになる・余裕が無い│ASDソーシャルスキル| アスペ一家 つかず離れず

    【家庭や職場で何かに追い立てられている】 【家事や仕事ですぐに疲れ果てる】 【行動する前にパニックで動けない】 わが家の自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)当事者たちの中でも、と娘によく見られたケースです。知らず知らずのうち、もしくは何らかのきっかけから余裕を失い、硬直・フリーズ・癇癪など情緒に響きやすくなる事がありました。 大抵の場合、人は『どうして、いっぱいいっぱいなのか?』という理由が分からなかったり、そういう状態に追い込まれている事自体に無自覚であったりします。 特にの場合はこの傾向が強く、30代半ば位まで理由もなく疲れきったり、すぐに思考停止していくたび、ひとり静かに大きく自己評価を低下させていたようです。 処理しきれない問題 感覚過敏や感覚鈍麻、体調不良や気分低下などと関係がなく、また、これと言って大きな問題がない様に見えているのに、切迫感や強迫観念にも似た追い詰めら

    些細な事でいっぱいいっぱいになる・余裕が無い│ASDソーシャルスキル| アスペ一家 つかず離れず
  • ASな娘が定型次男(4歳)へ与えた心の影響とは?| アスペ一家 つかず離れず

    直接ねだらない・直接伝えない イヤイヤ期がほとんどといって良いほど見当たらなかった次男。4歳になり、段々と人との関わり方を模索していく時期に差し掛かり、自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の娘と、どこか似た様な問題が起こることが散見されました。 現在、次男のこの問題で成功した考え方が、娘に逆輸入的に効果を発揮しつつあるのでまとめてみます。 よくありがちだったのが、眠気や体調不良に大きく沈み込み、それを直接訴えずに、大人を怒らせることで決着をつけようとするパターンをはじめ、自分の気持ちをストレートに伝えず、自分の気持ち自身を分りづらくしてしまう傾向です。 もともと上手に自分の気持ちを言葉に表し、高いコミュニケーション能力を見せていた次男が、人も知らず知らずのうちに、自分の思いや要求をストレートに伝えようとしないクセがついてきていました。 そういった事が増えていくうちに、人もそのストレ

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  • 6歳:物事に飛びつく・叶わないと癇癪を起こすパターン| アスペ一家 つかず離れず

    ある朝の事。次男がに小さな嘘をついた。 次男『ぼく、のどがいたいから、アメがほしい』 4歳の彼が最近使う論法で、こうすることで母親が自分の思う通りに動いてくれることと、甘い思いができるという両得な謀略である。ただ、これは見逃せない点がある。 『……当にのどが痛いの?』 次男『……イタクナイ』 と、そこで次男の言葉に被せるようにして、娘が口を開いた。 娘『ああ! わたしも! わたしものどがいたいからアメ!』 次男ととの掛け合いを見ていたにも関わらず、娘は次男の謀略に乗り、希望に満ちた目でを見つめている。 『……当にのどが痛いの?』 娘『……イタクナイ』 『アメが欲しいって言うために、具合が悪いって嘘をつくのは、騙してることと同じでしょう?』 早々に謝り、シレッとおもちゃを取りに行く次男。そして、対照的に顔面蒼白・肩を震わせて泣き出す娘。声がけにも反応がなく、そこに誰も居ないか

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  • 小学3年生:ASな長男が人に合わせ過ぎた・人目を気にし過ぎた理由まとめ| アスペ一家 つかず離れず

    普段は全くと言っていいほど問題がなく、安定している長男。ただ、どこか親がいる時は、常時親を気にして言動を取っているような“間”があり、何らかのトラブルやブレが発生した後は、その“間”が長く長く、硬直したようになってしまう。 当はもう、問題としてはずっと前から起きていたのかもしれない。 ─── 家族といる間は、彼が当にリラックスする時間がないのだ。 3年生の夏休みが終わろうかという頃、その問題が爆発した。緊張が限界を超え、親がいるとフリーズするようになってしまった。 ■今だから分かること あれから半年が過ぎ、ほぼ完全解決と言っていいほど、長男の【人に合わせ過ぎる】問題が起きていません。と、いうことで解決編としてまとめたいと思います。 一緒にいる時間をリラックス出来るようになったのはもちろん。必要以上のベタベタも、よそよそしさもなくなりました。さらに私が嬉しく思っていることは、【怒れる様に

    小学3年生:ASな長男が人に合わせ過ぎた・人目を気にし過ぎた理由まとめ| アスペ一家 つかず離れず
  • 仕事の終わりが分からない・休憩下手│ASDソーシャルスキル| アスペ一家 つかず離れず

    仕事があればいつまでもやってしまう】 【休憩を上手く挟めない・休憩している人が不快】 【会社にいる間、追い立てられている気がする】 これはと知人がそう感じていたケースなので、全ての自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)当事者の特性とは言えません。個人差や性質による所が大きいと思います。ただ、現実での自分の行動に、どれだけ実感を持っているかという点において、娘やの普段の生活にも、いくつか応用が効く事があったのでまとめてみます。 使命感へのとらわれ 【仕事=作業(使命感あり)】になっていて、その逆となる休憩に対して、どこか“悪事”であるかの様な後ろめたさを持っている事があります。 この後ろめたさは、作業に向かうことで払拭されるので、過集中に走りやすくなったり、際限のない状態に陥ることも。よく言われる対処法としては、小刻みで具体的なスケジュール管理で、自身の一日の作業を可視化してしまう方

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  • アスペ妻の記録~当事者意識~| アスペ一家 つかず離れず

    脱輪からの復旧 朝、強烈に重たい身体を起こし、洗面所に向かう。水道の刺し込むように冷たい水で顔を洗い、自分の姿を見る。 ……一体、なんだこれは? 普段ならだいたい歯磨きが終わるまではボヤけ気味な頭が、今日は鏡に写る自分の顔を見た瞬間、一気に現実に引き戻された。はたから見れば一瞬であろうが、私の頭の中では瞬時に複数の可能性が巡った。 ムーンフェイス。 顔がボール状とまではいかないが、かなり浮腫んでいる。まぶたはプックリと膨らみ、フェイスラインも印象が変わるくらい丸くなっている。 ……ああ、副作用か。 年末からのストレスもあるが、体調を壊したことで体内環境が壊されたのだろう。全身に蕁麻疹や湿疹が出るようになってしまった。先日の再発を含めれば、憩室炎で倒れるのはこれで4度目だが、実はこの湿疹や蕁麻疹もこうして体調が崩れた後に度々発生している。 今回はかなり発疹が強く出たので、強目の錠剤を服用して

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  • アスペ妻の記録~踏み込む意識~| アスペ一家 つかず離れず

    音と建前 家族が帰宅した翌朝、洗面所へ向かおうと階下へ降りると、子供部屋からリビングに向かおうとする娘と鉢合わせた。 娘『オハヨウ』 私『おはよ……』 私のあいさつを聞くまでもなく、娘は顔を蝋人形の如く硬直させ、口元を歪ませて笑顔を作る。そして“ふつう”を装う時や、“ふつうにすること”を全ての動作に強制的に意識する時の、彼女独特な歩き方でリビングのドアに向かった。 バランスが傾き、左右の足の動きがチグハグ。手指の先にまで何らかの“そこにあるコツ”を探るような、普段無意識に身体が行ってくれる全ての動作を、頭で再分解していちいち点検しながら活動するようなぎごちなさ。 【そこにいること・立ち振る舞いを気にする】 今、娘は確実にここから入る生活へのスイッチを、非常に薄い自覚のままに入れた───。 娘が開けたドアの向こうに、その姉の様子を不思議そうに目で追う次男の姿があった。そして、その返す目は私

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  • アスペ妻の記録~再現の破壊力~| アスペ一家 つかず離れず

    夫の休暇 の里帰り、私の一人生活2日目。年内の大掃除も年賀状の投函も、正月飾りもすでに済んでいる。後やるべきことと言えば、御節作りくらいであるが、回復(おかゆ)生活まっただ中で、今回一人正月の私には無用である。 外は例年に比べて結構な大雪が続いていて、人の気配もほとんど感じられない。雪は人の活動を圧迫しながら、外界の音を吸収して一層静かな世界にする。 時折、スマホになんやかんやと着信や通知音が鳴る。その時だけ時間が動いているかのような、雪に閉ざされた日の独特な切り離された感覚。その感覚は単に孤独などではなく、寂しさも過去への振り返りも起こさせず、ただそこに留まらせる空気に満ちている。 ── 大工殺すにゃ刃物はいらぬ。雨の3日もあればいい。── 諸説はあれど江戸町民の“宵越しのカネは持たない”と言った、当時の生活や情緒を表した都々逸であるが、今までの経験上、これは金銭などの物質的なものだ

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  • アスペ妻の記録~妻の里帰り~| アスペ一家 つかず離れず

    峠を越す 右下腹部の痛みも、内臓全体の引きつるような痛みは鎮まり、常にゴロゴロしていた異常な動きもない。クリスマス前から続いていた、私の憩室炎の劇的な症状もようやく治まりかけていた。 さあ、待ちに待った回復のスタートである。 絶を一週以上強いられたため、おかゆでも刺激になることがあるので、まずはおかゆの上澄み【重湯】から。それでも自分の体温以上、そして水以上のなんらかの濃度を持った、このお米の香を含んだ液体が、涙がでるほど美味い。 ここまで来れば余程のことがない限り、まず寛解に向かうだろう(結局原因は不明だし、完治とは言わない。あくまで臨床的なコントロール下にできた寛解)。 ───ただし。 【余程のことがない限り】これは今、私にとって何の保証もないどころか、現在進行形でその【余程】は存在している。 娘の硬直がすでに【何かしらの原因】や【不安になる理由】がなく、【そこにいること・立ち振る

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  • アスペ妻の記録~師走の悪夢~| アスペ一家 つかず離れず

    病床の手記 この手記は今、病床に伏せる私の手によってまとめられている。 師走の半ばに倒れ、一度は回復するも再度同じ症状に倒れてしまった。症状も原因も同じであり、またこの病は数年前にも二度発症し、一度は入院、一度は自宅療養で乗り越えた経緯がある(過去記事⇒06:アスペの記録~夫の限界~)。 身体から発せられる何らかのサインを見逃し続けると、慢性的な症状として残ってしまう事があるが、私の場合はストレスが直接内臓に響く体質となってしまったようだ。 診断名は『大腸憩室炎』だが、これまで診断に関わった3人の医師は、口をそろえてその原因を『ストレスでしょうね……』とお茶を濁した。 大腸憩室炎とは、10人に1人の腸壁にあると言われる憩室(腸壁の一部にイボの様に突出した部分があり、内側は小さな窪みや部屋の様な隙間ができる状態)が、何らかの原因で炎症を起こすものである。炎症は腹膜にまで広がったり、腸壁に穴

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    otto2130
    otto2130 2015/01/16
    やっとこさ、復帰です。えへへ。 アスペ妻の記録~師走の悪夢~
  • アスペ妻の記録~補欠のポジション~| アスペ一家 つかず離れず

    他人事 次男と娘のパニックが一ヶ月近く続いていたその後半、彼ら二人以外に実は私の不安要素をふくらませている者がいた。 ───である。 彼女はここ三ヶ月程、パニックらしいパニックも起こさず、非常に安定していた。しかし、娘に気で【もう後がない】と線を引くべく、私が腰を入れて動き出した辺から、の存在が急に薄くなりだした。 話しかければ話をする。馬鹿話をすれば談笑にも応じる。子どもの世話はするし、いつも通りの注意などもできる。仕事も抱えている分はこなせている。 しかし、ただそれだけ。 例えば娘のパニック後半の、明らかに私に背を向け続けようと緊張を見せていても、は様子を見ているばかりで動かなかったし、次男のあからさまな逃げる行動にも何ら咎めようとはしなかった。そして、そう言うふうにしかできない自分を責め始めているようにも見えた。 仕事に関しても与えられた分をこなしてはいるが、アイデアを少し

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  • 人の体調不良に過敏な反応│ASDソーシャルスキル| アスペ一家 つかず離れず

    例えば“具合が悪い”と伝えた時に 【酷くそっけない反応、もしくは全力でスルー】 【“自己管理が……”と必要以上に説教モード】 【打ち明けた人よりショックな顔をする】 【“俺もね、この間から……”と急に自分の話にすげ替える】 同じ環境にいる相手なので、予め伝えておこうとしただけなのに、時折自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)当事者の場合、必死になってしまい、真っ直ぐに受け止めようとしていない印象になる時があります。 ここにはちょっとした【自分と他人との境界線にズレがある】場合があるようです。 それが元で『冷たい』と評価されてしまうのは、社会性において非常にもったいないことではないでしょうか? 必死な反応の裏側 以前、個人的に相談を受けた方に こちらが夫(ASD)に体調不良を伝えようとすると、“俺も実はここがずっと痛いんだ”とか、“俺も前はそういう風になって”など自分の話を勢い良く始めて

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  • アスペ妻の記録~それぞれのパーソナリティ~| アスペ一家 つかず離れず

    パーソナリティ障害 よく、アスペルガー関連の記事をネットで探していると、【パーソナリティ障害】という言葉に目が行くことがある。 パーソナリティ障害とは、人や社会とのつながりの中に生まれる、様々な物事や感覚に対し【とらえかた・感じ方・考え方・反応の仕方】などのひとつひとつの反応が、認知や思考の際に何らかのズレがあり、社会に適合する事に苦痛を受ける障害のこと。 かつて娘に感じていた、自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)以外での、娘の社会性に弊害を起こしている可能性のうちの一つだった。 最初にパーソナリティ障害を疑った理由としては、他人との境界線の逸脱が大きく、会話を始め、人間関係が全くと言っていいほど成り立たなかったこと。当時アスペルガー症候群(この頃はまだ診断名としてこうであった)の知識も乏しく、知性に遅れが見られない事や、自閉症関連の行動特性と比べても“できている”事が多かったからであ

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  • 強過ぎる正義感と自己否定の【いなし】│ASDソーシャルスキル| アスペ一家 つかず離れず

    【“言わなきゃ気がすまない!”といった感じで急沸騰】 【話題として出しただけなのに“悪者”みたいに否定してくる】 【会話に勝つまで論点をズラしてでも噛みついてくる】 といった攻撃的な反応や強い指摘。 そしてこれらとは逆の 【“えっ、そんなことで!?”という事で自責する】 【過去の些細な事をずっと禁忌にしている】 という様な自己肯定感を一切失ったような、極端な責任感や罪悪感。 今回の記事は非常に人によって当たり外れがあるかもしれません(いつもだけど……)。が、当事者だけでなく、家族としても利用できるテクニックなので、まとめさせていただきます。 正義感と自己否定のフィルタ 対処的に 強過ぎる正義感に対しては、【他人の事をとやかく言う権利はない】【人を否定する権利はない】など、やや強目で響きやすいものをキーワードとして利用する方法があります。 また自己否定に対しても【私が悪いのではない】とか【断

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  • 保育所や小学校への相談のコツ│アスペルガーの子ども教育連携| アスペ一家 つかず離れず

    病院の診断や各種テストの結果、また療育などで受けられたアドバイスを、教育機関とも共有する。 それはもちろんなのですが、診断書や報告書などとは別に、自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)としての特性や、人にありがちな行動の裏付けなどを伝えておくと何かとお互いが楽になります。 と、言うのも知性に遅れのないアスペルガー症候群の子どもの場合、問題行動が常に目立つなどのケースよりも、ふとした時に起こる認知のズレや、行動のズレでお互いに困惑することが多いからです。 これは親でないと分からない事の方が多く、また外では問題が起きないように、ただただ合わせ続けていて問題発覚が遅れる事にもなりかねません。 ただ、いざ先生方にお伝えしようとすると、何から伝えればいいのかちょっと悩む事があります。家族や近親者と違って、教育の場での関わり方は、普通の生活とポイントとなる部分がズレるからです。 今回はわが家が保育

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    otto2130
    otto2130 2014/12/10
    保育所や小学校への相談│アスペルガーの子ども教育連携
  • 6歳:【発表会練習】アスペな娘のわかったフリ│保育所と家庭でのズレ| アスペ一家 つかず離れず

    保育所のイベントの中でも、長い練習期間と緊張を強いられる【発表会】。内容は演劇と合奏。自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の娘には、負担になる可能性が非常に高い類のイベント。 毎年この時期に娘が不安定がピークを迎えていたので、このイベントも大きな要素を持っているであろうと、今年はさらに保育所と連携を強くさせてもらえる事となった。 実際、家に帰ってきた時の娘の様子は、疲れているのか眠いのか空腹なのか、それとも不機嫌なのかパニックなのか。ただ硬い表情でソファに沈み込んでいる様子が増え始めていた。 ところが、先生方から練習の様子を伺うと【娘ちゃん、他の子よりやる事が解ってるくらいで、人も楽しそうにやってます】。失敗や苦手に見える点は【いざ始まる時に、違うことに気が行っちゃってるみたいですけど、近くの子達と注意しあってるみたいだから大丈夫です】との事だった。 どうも家での様子と、保育所での様

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  • 人の話が理解できない・聞き取れない│ASDソーシャルスキル| アスペ一家 つかず離れず

    【話を聞いてても言葉がぼやけて入らない】 【しっかり聞いてたはずなのに、終わると憶えていない】 【“これは聞き逃しちゃならん”って力み過ぎて持たない】 自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)もしくは何らかの特性などで、視覚優位が目立つ場合、上記の様な状態になってしまい、コミュニケーションや仕事で支障をきたしていることはないでしょうか? 今回は長男とのケースを元に、わが家で有効的だった物をまとめてみたいと思います。 最初は小ノートメモ法 特にに効果が見られたのは、メモの活用です。例えば私(定型)の場合、人の話を聞いている時は、ある程度の【こう言う話だろう】と予測して方向性を注目していながら、相手の言葉が実際どう発せられているかを見ています。 だからいくつか流れの中で重要な語句や、話の転換があった場合、話題の主題をとらえたままポイントとして語句の変化を、印象強く受け止め認識することが出来

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  • アスペ妻の記録~刹那の世界~| アスペ一家 つかず離れず

    言葉を失う 以前にも娘はこうして私に対し、直接的な原因の分からない緊張を、短くて1~2週間、長くて数ヶ月以上、最長1年間続けた。つまり今年の約1年間が奇跡的であった。 生まれてから6歳になるまで、私に対して娘は演技のない受け答えや、お互いにいることへの意識を強制的に持たないでいられる時間はあり得なかったのだ。だから自然な彼女の表情などは、まず記憶に無いし、激しい緊張と裏返しの【突然の好き好き】などは恐怖でしか無かった。 彼女は自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の特性もさることながら、幼いと言う事もあり、自分の気持ちや考えを口にすることが非常に苦手だ。いや、苦手というより、感情と思考意識との間に隙間があって滑り、連携できていないといった方が近いかもしれない。 だから、思いついて始めてしまった“構え”などは、なぜ始めたのか自分でも分からず、その違和感すら不安としてひとまとめに処理してしま

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  • 6歳:人の善意や優しさが裏目に出る│アスペな娘の道徳観| アスペ一家 つかず離れず

    4歳くらいまでは長男にも見られたことだが、娘はどこか人の善意や優しさなどに対して、打算的とも取れる行動を取る。 もちろん道徳や空気を読んで社会性を合わせたり、どういうものが人の好意であるか、それをどう受け止めるかは、幼い子供では経験が浅く理解できないのはよくあること。 例えば以前、保育所で起こった事で、報告を受けた内容はこうだった。 みんなでドッジボールを始めたら、娘は外野を嫌がり、その場で寝転んだまま参加しようとしなかった。しかし、ボールが近くに転がってくると、突然それを取りたがり、他の子に取られたことでへそを曲げ、泣きだした。 周囲の子は娘に対して【かわいそうだ】とボールを回す。人はそれを当たり前のように受け取り、投げてはまたボールを要求する。 ちょうどクラスメートの間では、【おともだちに優しくする】のが流行っていて、何かを与えたり譲ったりする度に、先生もまたそれを伸ばそうと褒めてい

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  • 小学3年生:否定に敏感過ぎる│アスペな長男のふとした自信喪失| アスペ一家 つかず離れず

    とある夕方、長男が学校から帰り、自分でお湯を沸かしておやつのカップ麺をべた(茶碗に味付き麺を入れてお湯を注ぐタイプ)。最近、から一人でのガスレンジの使用を許可されたのだ(今までも親がいる時なら、ハムエッグ程度は作っていたが、一人ではガスレンジの使用はさせていなかった)。 私がリビングに顔を出した時はすでに、彼が器をキッチンカウンターの上にかたづけ、宿題の準備に差し掛かった所だった。部屋にはカップ麺の香ばしい匂いが薄っすらと漂っている。 長男『お父さん、この家でね、お父さんとお母さんと、あともうひとり、お湯をわかせる人間があらわれたんだよ……』 私『……ほほう?』 長男『それはね……』 私『それは……?』 長男『ぼくだよっ!(エコー含)』 驚愕に打ち震えるリアクションを放ち、笑い合う。上機嫌になる息子。 私『それは凄いな。うん、もうしっかりしてるし、火を使うのも大丈夫だろ』 長男『えへ

    小学3年生:否定に敏感過ぎる│アスペな長男のふとした自信喪失| アスペ一家 つかず離れず