少し前にロドリックのモーリシャスの経済発展への礼賛を簡単に紹介したことがあったが、そのモーリシャスの中央銀行総裁Rundheersing Bheenick*1が、先月27日の首都ポートルイスでのスピーチで、自国の成功について数字を示して説明すると同時に、現在同国が直面している3つの罠を挙げている(Mostly Economics経由)。彼はそれを、MIT、ELT、BLTという3つの略語にまとめているが、といってもマサチューセッツ工科大学、非常用位置指示無線標識装置、ベーコン、レタス、トマトのサンドイッチでは無い、というギャグ*2を前置きにして、以下のように説明している。 中所得の罠(Middle Income Trap) Nations from East to west, from Vietnam to Barbados, and from north to south, from Es