私立マキャベリ高等学校中学部で一昨年9月に行われた生徒会長選挙で「掃除当番の廃止」を掲げた生徒が当選して約1年半。生徒会長に校長以上の権限を持たせた初のケースとして注目を集めた生徒会は何を残したのか。そのレガシー(遺産)を確かめるため、同校を訪れた。 校舎に入ってまず驚かされるのは校内のいたるところに散乱するゴミ。1年半の間にたまったほこりが火山灰のように舞い、息をするのもやっとだ。 前会長の獅子谷さんが会長選で掲げた公約は「校舎のほこりは心の汚れ」。生徒の負担を減らすため、掃除当番の廃止と清掃業者への委託を唱えて当選した。 委託費の財源は、理科準備室に保管されている元素標本。高騰している金や銀の売却益を「理科室の埋蔵金」として当て込んでいた。しかし当選後に準備室を確かめたところ、標本に入っていたのはアルミニウムや銅など卑金属のみだった。 目論見が外れた前会長は「校舎のほこりは成長の誇り」

