【ドラクエ1世界解剖】アレフガルド地政学① 「閉ざされた環状大陸」がもたらす絶望と、勇者という名の「斬首作戦」 はじめに:「近くて遠い」魔王の城のナゾ「ラダトームの城を出ると、目の前には竜王の城が見えている。しかし、そこへは決して辿り着けない」 1986年、多くの少年少女がブラウン管の前で感じたこのもどかしさ。 実はこれ、単なるゲームデザイン上の演出ではなく、極めて高度な「軍事・心理的制圧」の結果だったとしたら? 本連載では、国民的RPG『ドラゴンクエストI』の舞台・アレフガルドを、ゲームの攻略情報としてではなく、「ひとつの実在する大陸の調査記録」として徹底解剖していきます。 第1回となる今回は、新たに作成した詳細な地勢図をもとに、この大陸の「異常な構造」と、そこから導き出される「魔王軍の統治戦略」を紐解きます。 その中で見えてきたのは、ファンタジーの牧歌的な風景ではなく、「巨大な監獄(パ

