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2012年8月19日のブックマーク (1件)

  • 雑科学ノート - 界面活性剤の話 -

    宇宙空間の話は別にして、世の中に無限の大きさを持った物などありません。どんな物にも「端」はあります。そしてその「端」というのは別の物との境界、つまり「界面」でもあるわけです。空気中や真空中では[表面」という言い方もしますが、これらも「空気」や「真空」との界面であることに変わりはありません。この「界面」の性質を変えるのが「界面活性剤」ということになります。その意味では固体でも液体でも気体でも界面や界面活性を考えることはできるわけですが、実用上は液体と液体の界面、あるいは液体と空気の界面、つまり液体の表面が問題になることがほとんどですから、これからの話は主に液体の界面、表面に絞ることにしましょう。 液体の分子はお互いに非常に仲がよく、互いに引き合って集まろうとする性質がありますから、多くの仲間の分子に囲まれているほど安定になります(もし仲が悪かったら一緒に集まったりはしませんから、液体という凝