無償でSSL/TLS証明書を提供するサービス「Let's Encrypt」の利用が広まっているが、このサービスで発行された証明書を利用する上場企業や官公庁が登場したことが一部で話題になっている(上原哲太郎氏のTweet、Shigeki Ohtsu氏のTweet)。 SSL/TLS証明書の役割の1つは暗号化通信に利用するための鍵を提供することだが、別の役割としてその接続先を保証するというものもある。Let's Encryptは接続先サーバーがそのドメイン名に適切に紐づけられていることについては保証するが、証明書の所有者については保証しない。そのため、企業などでの利用には適さないとされている。 (以下、追記と訂正@6/8 0:55)セキュリティ研究家の高木浩光氏によると、「TLS(SSL)における証明書の役割は中間者攻撃を防ぐことであり、それを上回りもしないし下回りもしない。(実在証明の機能は