中国銀行保険監督管理委員会はリスクに気づき、21年1月に、決済アプリがインターネット預金を提供することを禁止したほか、靠档計息のようなコスト度外視の金融商品の取り締まりを強化したが、時すでに遅し。今年4月の取り付け騒ぎへとつながることになる。被害者の一部はインターネット預金を通じて預け入れた人々だった。 見逃してはいけない「隠れた株主」の存在 「農村中小銀行の株主は少数株主が多く、一部には内部のガバナンス、外部からの操縦、違法な関連取引の問題もある」「金融当局による銀行株主の監督と処罰には明確な法的権限が不足しており、隠れた株主や株式代理所有を見抜けないという課題もある」 中国銀行保険監督管理委員会の肖遠企(シャオ・ユエンチー)副主席は5月20日の記者会見で、村鎮銀行の問題について上述のように言及している。前述の取り付け騒ぎを念頭に発言したものだが、まさに言及されているとおり、取り付け騒ぎ
