テレビ、ラジオのプロ野球阪神戦や高校野球中継の実況でおなじみ、ABC・清水次郎アナウンサー(44)が、中学または高校の社会科教師への転身を目指して6月中旬に退社することが18日、分かった。放送局の看板アナが、入社22年のキャリアや安定した収入を捨ててまで挑む異例のチャレンジ。「甲子園で出会った監督の方々のように、思春期の生徒と本気で向き合いたい」と情熱を燃やしている。 【写真】フジテレビのアナウンサーから弁護士に転身した菊間千乃さん 清水アナによると、少年少女が加害者となる事件を自らが伝える中、かねて「何で若くて未来があるのに」と心を痛めていたという。マスコミの世界で働く者として貢献方法があると思う一方で「どうしてもそれは遠い」と感じながら、子供たちにできることをあらためて自問。導き出した結論が「教師になろう」ということだった。 学生だった早大時代は教員免許を取っていなかったため、20