〈これは「男のカラダが持つ性的な価値」について書かれた本である〉 「anan」で「オトコのカラダ」が特集される時代。とはいえ内容は「手」や「首筋」などの部位エロスについて書かれることがほとんどだ。 2月27日に発売された『オトコのカラダはキモチいい』(ダ・ヴィンチブックス)は、そこからさらにずかりと踏み込む。 アナルと乳首である。 本書は、男性のアナルと乳首の快感について、BLなどの二次元的な側面から、AVやSM文化・ゲイ文化などの三次元的な側面にまで触れている。 著者は、AV監督の二村ヒトシ、腐女子の金田淳子と岡田育。五反田ゲンロンカフェで行われたcakes主催のトークイベントのレポート記事を加筆改稿・再構成している。表紙や挿画は『新宿ラッキーホール』の雲田はるこ(大変エロかわなイラスト)。 目次はこちら。 ・はじめに あらゆる次元を生きるすべての男女と、その狭間にいる者たちへ(岡田育)