全国の「二輪車通行規制」区間について、各地で規制の見直しが進められています。「なぜバイクだけが通れないのか」という声がある一方、住民からは「実際にうるさい」という声もあるといいます。 「いい景色なのに」観光客の声受け見直し検討 二輪車に限って通行が規制される「二輪車通行規制」が敷かれた区間は全国に数百か所あるといわれますが、近年、この規制を見直す動きが出てきています。 「二輪の自動車・原動機付自転車通行止め」の標識イメージ(画像:国土交通省)。 たとえば広島県福山市、沼隈半島の山間を通る県道251号後山公園洗谷線(通称グリーンライン)で、二輪車通行規制の解除が検討されています。この道路は昭和40年代に有料道路として誕生し(現在は無料)、鞆(とも)の浦など瀬戸内海やその沿岸地域を眼下に望む約14kmの観光路線ですが、2018年1月現在、夜間の車両通行(23時から5時)、二輪車に限っては終日通