自動的に移動しない場合はをクリックしてください。
自動的に移動しない場合はをクリックしてください。
先日某所で講演をする機会があったのだが、 そこでお会いした大企業に所属されている方からの発言でいくつか印象的なものが あったので、ブログに書くことにした。 中にはぐったりしてしまうような内容のものもあるのだが、 会社が大きくなるとこういうことが起こりえるのだという自分への戒めも込めて。 とある大手 SI の方の話。 会社で 2ch へのアクセスを禁止したところ、開発の速度が目に見えて低下したので、 何が起こったのかと現場にヒヤリングしたところ、今までは困ったときに 2ch で聞いて問題を解決していたが、2ch にアクセスできなくなって、 はまってしまったときにどうにもならなくなってしまったとのこと。 これは Messenger / Skype を禁止している会社にも同様のことが言えるだろう。 プロが 2ch で聞くというのはどうなのかという意見もあるとは思うが、 会社の枠を超えた横のつなが
検索エンジン、AdWords/Adsense事業、そのコア事業を支える(昨日詳しく解説した)情報発電所インフラ。グーグルの現在の成功は、この三つの大きな達成によっている。 ただグーグルはとにかく手を広げていて、次から次へと新サービスを発表してくる。しかしその新サービスの大半は未だ「大ヒット」に至らず、競合に遅れをとっているものも多い。ここのところ三回にわたって紹介したYouTubeのように、Googleが狙うとされている「新しいスペース」(YouTubeの場合はGoogle Video)の一つひとつに、厳しい競争を勝ち抜いたベンチャーが登場する。 グーグルの新サービスは、会社全体としてたくさんのことをやっている中の一つだが、競争を挑むベンチャーのほうは、たった一つのことに狙いを定めて勝負してくる。「垂直統合」した低コスト構造のインフラを持っているのはグーグルだけかもしれないが、それがなけれ
ITプロジェクトが失敗する理由は、成功することを前提としたマネジメントが行われているためである。ITプロジェクトの成功率は思いのほか低く、このような状況を改善するためには「失敗を前提としたマネジメント」を心掛けなければならない。失敗を前提としたマネジメントとは、リスクマネジメントに重きを置いたマネジメントということになる。 ITプロジェクトのほとんどは失敗に終わる 成功率16%。これはある開発ツールベンダが調査した米国におけるITプロジェクトの成功率である。その調査によれば、昨年米国で遂行されたプロジェクトは約17万件であり、そのうち、機能、予算、納期などが当初の想定内に収まったものは16%だったという。 日本においてもほぼ同じ状況であるといえる。「企業IT動向調査2006」(社団法人 日本情報システム・ユーザー協会)に調査によれば、システムの仕上がりに満足と回答したユーザーは10%前後に
YouTubeでアニメが見られるとかテレビ番組が見られるとか、そういうところにも注目が集まっているが、本来は「Brodcast Yourself」(あなた自身を放送する)がYouTubeのモットーで、サービスの意義は「総表現社会のプラットフォーム」の提供にある。 サンノゼ・マーキュリー紙(5/30)の「The new must-see on your PC: YouTube VIDEO-SHARING SHIFTING ENTERTAINMENT OPTIONS」 http://www.mercurynews.com/mld/mercurynews/business/14697348.htm は、そんなYouTubeのビジョンや、アメリカ若者文化(YouTubeユーザの31%が18歳から24歳)を概観していて、わかりやすい。まずこの記事の中から、創業者たちが語っている「YouTubeの意義
arclamp.jp アークランプ ITアーキテクトが、ビジネス書とかデザインとか建築とかからシステム開発を妄想するブログ 昨日、ご縁があってTOYOTAでチーフエンジニアを務められていた方から、自動車の開発プロセスについてお聞きする機会に恵まれました。 まずTOYOTAにおけるチーフエンジニアという役割を理解しなくてはいけません。チーフエンジニアは、ある車を開発する場合のコンセプト作り、役員プレゼン、車体コンセプト設計、予算・原価管理、プロジェクトマネージメント、販促、マーケティングまでの全てに携わります。単純に「車を設計すればいい」というものではなく、車を作って売るというプロセスの全てに関係するというものです。 今回の講演ではプロセス全般についてざっくり触れていただくという内容でした。なおTOYOTAの取り組みについては非常に多くの本があるかと思いますので、見える化をキーワードにして
たいていのオトナは1日に8 - 12時間くらいは働いている。その時間を有意義に過ごせるかどうかで、人生の愉しさが大きく変わってくることは言うまでもない。 こっそりと、真実を言ってしまうと、Bloggerの転職率は異常に高い。 特にアルファブロガーと呼ばれるランクにあるような人を数えてみれば、この確率はさらに上がる。その人が技術者である場合は、この2-3年を見るとほぼ100%と言っていい。(ところがBloggerとして有名になってから起業した、という人は、皆無ではないかもしれないが、ほとんどいない) なぜか? もちろん複合的な要素が絡むわけであるが、僕は、社内での評価と社外での評価に大きなギャップが生まれるせいであると考える。つまり、社内では年功序列だったり、せっかくの技術やアイデアが、その企業内では重きを置かれないものであったりして、優秀な人材であっても、たまたま所属した組織の中では価値を
著者のもとで博士課程にいた研究者の話によると、著者は「普通の人の10倍のスピードで仕事をする」そうだ。もちろん質も高く、彼の書いた産業組織論の教科書やFudenbergと共著のゲーム理論の教科書は、いずれも古典である。本書も、企業金融や企業統治の教科書の世界標準となるだろう。まだ第1章「企業統治」しか読んでないが、最近の出来事と少し関連がありそうなので、紹介しておく(一部は版元のホームページからダウンロードできる)。 著者の立場は、いかにして企業価値を最大化し、それを株主に還元させるかという「狭い意味での企業統治」を論じるものである。「ステークホルダー」とか「社会的責任」などの問題は、契約や法で解決すべきで、企業経営にそういう色々な利害関係者を入れると、利益相反が生じやすい。 経営者のモラル・ハザードを防ぐには、ストック・オプションのような形で株主と経営者の利害を共通にする方法と、モニ
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 連載第3回で「経営者は優れた構想力に加えて、科学的論理性を補うツールの支援を受けるべきだ」という話を書いた(第3回の記事)。経営の世界でも、従来の統合情報システムや通常の業務システムだけでなく、新しいIT(情報技術)の利用が重要性を増すという話だ。 その1つが「シミュレーション技術」である。今回は、この技術について考えてみたい。 コスト低減と期間短縮を進めた技術 「シミュレーション」に対する的確な日本語はない。あえて言えば「模擬」ということになるだろうか。シミュレーションは、すべてコンピューターで計算するのが普通である。つまり、コンピューター科学の一分野だ。「物理的な事象をコンピューターの中で実験すること」という表現の方が理解しやすいかもしれ
itproの記事より。 羽生氏は,今後,人材の流動性が高まることは避けられないと語る。現に,派遣会社のエンジニアのスタッフ登録は減ってきているという。優秀なエンジニアは,コミュニティの中で転職先を見つけるようになってきているからだ。企業が,自社のエンジニアをコミュニティに積極的に参加させるようにすれば,引き抜かれる危険性もある代わり,他社の優秀なエンジニアを連れてきてくれることもある。 もはや,会社が認めてくれなくても,外部が認めてくれることは十分ある時代である。OSSによりルールが変わったのだ。ボランティアを上回るような志の高さを会社がきちんと示せないと,優秀な人材を引き留めることはできない。 強調部分は、「情報は公開されうる」というルールで戦う限り、OSSに限らないはずだ。 例えば、コードがオープンになり、ソフトウェアがオープンになり、言論がオープンになりつつある今、ブログでアイディア
企業価値評価・経済・金融の仕組み・株式投資を分かりやすく解説。理解を促進するためのDVDや書籍も取り扱う板倉雄一郎事務所Webサイト 2013.09.18: お知らせ「日々の投稿はfacebookにて」 2013.05.04: お知らせ【プレミアクラブ会員募集】 2013.03.10: 【社長復活】紙の本、各種電子書籍 2013.02.07: Go Ahead【給与振込は御社のメインバンクである当行へ!】 2013.01.22: 号外【原価と販売価格】ビジネスモデルのお話です 2013.01.10: 号外【金融システムの根本的変更】 2013.01.09: 【お知らせ】電子書籍版「社長失格」「失敗から学べ」販売中止 2012.12.21: 号外【インフレ・ターゲット】マクロ経済 2012.12.11: 号外【これだけは言っておきたい!】マクロ経済/総選挙前に 2012.10.09: お知ら
本日の決算説明会。参加者からの質問・・・ 「アメーバの進捗が遅れているボトルネックは何ですか?」 (・・・ボトルネック?) 「スピードが遅れている理由はいくつか組織に存在しますが・・」 「一番は技術者の頭数が明らかに不足していることです」 私はそう答えました。 業務連絡その3!(最後) (3)6月末までに即戦力の技術者を20名採用します。(意地でも) アメーバ事業は当社のコアサービスに成長させるつもりです。 コアサービスを目指すが故、製作を外注することはできない。 重要な部分は内製が必須である。 にも関わらず、技術者が不足している。 やりたいこと。やらなければならないこと。 それに対して頭数が明らかに足りない。 これは技術者個人の能力やがんばりの問題ではない。 上司のマネジメント力の問題ですらない。 いま会社にいる技術者はこの状況で本当によく頑張っている。 現段階までその問題を放置していた
・・・コホン。 先日に引き続き、業務連絡その2!(社内向け)。 2ヶ月ほど前の話。 アメリカで急速に利用者が伸びているとあるサービスを 見つけたアメーバ事業部の2年目の若手社員が、 「社長、これうちでやりましょう!」 「いいねぇ。やろう。頼むよ」 (こういう感度の良く、ベンチャー精神をもった社員が いる限り当社は安泰だなぁ・・・) このインターネットサービス(詳しくは書けないですが)は、うちが やらなくても他のネットベンチャーが間違いなく手がけるだろう。 うちもスピードで負けていない。 ・・・そして2ヶ月後。つい先週のミーティング。 綺麗にカラーコピーされた企画書を持って、再度 プレゼンテーションされた。 その社員に。 「え?これだけ」 「はい」 「システム会社に発注してないの?」 「まだです」 「見積もりは?」 「まだです」 ・・・・・・・。 ・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・
サンデープロジェクトでは、実業か虚業かとかいう無意味なテーマが話し合われ、その中で僕の本も紹介されたらしい。 虚業。 嫌な言葉だなぁといつも思う。嫌な言葉のわりに、日本の製造業系、重厚長大系の企業幹部は、この言葉をとてもカジュアルに使う。自分たちがやっているのは「実業」だけど、君がやっているのは、たかが「虚業」だろう、というふうに人を見下すのである。 「君もそろそろ虚業を卒業して、実業の経営をやる時期なんじゃないかい」 こんな言葉をいつも投げかけられてきた。 僕は二十代後半から米国のコンサルティング会社に勤め、シリコンバレーでコンサルティング会社を興して八年になる。経営コンサルタントという職業に誇りを持ち、プロフェッショナルとして仕事をしてきたし(そろそろ二十年)、自分が興した会社にも誇りを持っている。 それで、あるときからこういうルールを自分に課した。 それがどんな公式な場であれ、僕の事
P/Lで最初に現われる利益項目は売上総利益(粗利)である。その粗利は商品がもたらす利益なのだが、何もしないで商品が売れるわけではない。販売努力をしたからであり、その販売を支える内部のいろいろな管理活動もある。と言うわけで、それらを含めて「販売費及び一般管理費」と呼ぶ。でも長すぎるので販管費と略する。一口に販管費と言っても中身は実に雑多だ。それについてはここでは省略して次に進もう。 販管費の下に現われる利益が営業利益である。営業利益=売上総利益−販管費 よく使う言葉だが『営業利益って何?』と問うと粗利と同じで、うまく答えられない人が多い。『営業で得た利益』では意味不明だ。ここはズバリ「本業で稼いだ利益」、「本業の利益」と覚えよう。 本業って? メーカーなら作って売るが本業。商売なら仕入れて売るが本業と言うわけだ。ふつう好況期は黒字だからあまり気にしないが、不況時はこの営業利益が注目される
2006年01月28日17:12 カテゴリiTechMoney 「戦略技術」なるものはありうるか? 「技術戦略」はあっても、果たして「戦略技術」というのは存在しうるのだろうか? 核兵器のしくみ 山田 克哉 My Life Between Silicon Valley and Japanグーグルは明らかに「戦略技術」の開発を最優先事項とする会社として登場した。ネット産業界の突然変異だった。だから最初は皆、グーグルが何をやっているのか、何を目指しているのか、全くわからなかった。しかし2002年頃からグーグルの台頭が誰の目にもはっきりとわかるようになり、それに刺激された米ネット列強は「基盤技術」だけでなく「戦略技術」を持つことの重要性をようやく認識した。しかし残念ながら、ライブドアを含む日本のネット列強はそうではなかった。そして今もそういう状況が続いている。私としては「本質」という言葉を濫用した
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く