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ブックマーク / davidtakeuchi.typepad.com (13)

  • シリコンバレーで今何が起きているか ~ Trouble on Sand Hill Road ?

    Trouble on Sand Hill Road、というややステレオタイプ的なタイトルで始まるDow Jonesの9月30日付Release。VC-Backed Liquidity Drops 66% to $4.6 Billion in 3Q08, Lowest Since 2003と続く。(こちら) 同Releaseによると、2008年7月~9月の米VC BackedベンチャーのIPOはわずか1件。同時にM&A市場も大きく落ち込み、第三四半期の米VC BackedベンチャーのM&A件数は66件、総額$4.4B(約4500億円)。前年同期は116件で総計$12.7Bということで、金額ベースで65%の落ち込みである。尚、年初から9月末までのIPO件数は7件、M&Aは247件。Year to Dateでも過去10年間で最低水準。足元のExit環境は大変厳しい状況にある。 ちなみに上記のよう

    シリコンバレーで今何が起きているか ~ Trouble on Sand Hill Road ?
  • 今般の米金融危機がシリコンバレーに与える影響

    今般の金融危機がシリコンバレーに与える影響、ということでSilicon Valley WatcherのTom Foremskiの論点出し項目以下御参照。(こちら、Silicon Valley and Wall Street: We're Not Immune - Here's Why ) Wall Street firms are massive buyers of all types of IT equipment. IT製品の大きな需要家であるWall Streetの製品購買意欲減退。 Analyst coverage of Silicon Valley Companies and Growth Sectors. AnalystのCoverageが減って上場企業株価形成がよりVolatileになる。 Raising VC Funds. VCのFundraise環境が厳しくなる。 IPO

  • 日本にシリコンバレーを作るには

    先週、たまたま2日連続で似たようなテーマの議論というかChatをする機会あり。テーマは「日アメリカのシリコンバレーのような環境を作れるか」というもの。即ち、新たな技術・アイディアをTryしている人々が集い、それを様々な側面からサポートするエコシステムを日に作ることが出来るか、というものである。 この命題は日からお越しになる方と時々議論する機会があるが、議論の暗黙の前提として「日国内で日人主体」の「より良いベンチャー環境作り」をすることがイメージされているような気がする。当方としては、まずこの前提自体に問題があるのではないかと思う。まず大前提として、ここでRole Modelと想定しているシリコンバレーは極論すればアメリカではない。ここは、ある意味世界に開かれた無国籍の地。以前、月間ASCIIに寄稿した文章(6月28日付エントリ「月刊ASCII 8月号にシリコンバレー事情について

  • Dave's Blog: Odeoの失敗がTwitterにどう生きているか

    Googleが買収したBlogger.comのFounderであるEv Williamsが始めたPodcast共有・配信サイトのOdeo。Evが事実上失敗を認めて昨年10月にCRV等の投資家からEvが株を買い戻して再Startしたが、どうも引き続き芳しくない。一方で、Evが次に始めたCommunity ServiceのTwitterは急速にメジャーになりつつある。Odeoの失敗がTwitterの成功にどう生きているか、Ev自身の見解がさらっと載っているBlogご参照(How Ev Williams leverages lessons from Odeo at Twitter)。書き手(聞き手?)はGigaOM Staff WriterのLiz Gannes。以下ポイント&抄訳。 「色々と機能を作りこみ過ぎた」 Odeoでは色々と機能を作りこんだのに対して、Twitterはシンプルに徹した。

    Dave's Blog: Odeoの失敗がTwitterにどう生きているか
    pal-9999
    pal-9999 2007/04/16
    シンプルシンプル。
  • GoogleのRiya買収は流れた模様

    画像認識技術を応用して「写真の自動タグ付け(写真の中の顔を判定して写真に人の名前等のタグを自動で付ける)技術」保有VBのRiya(Ojos, 10月末のPostで取り上げた)をGoogleMicrosoftが買収するかも、という噂がここシリコンバレーで1ヶ月ずっと出回っていたが、CEOBlogに当面同社はIndependentで行くとポストがあり、どうやら買収話は流れたようだ。 関連Blogポスト、Tech Churchのこれとか、Jeff Clavierのこれとか。 が、いずれにしても、この手の「認知」系のベンチャーは大変気になる存在である。 いずれ時間を作って熟考&書きたいと思っているが、このベンチャーがTryしているような「情報へのタグ付けを自動化する方向」は、当該情報の特徴点(文章であれば頻出単語等、画像であれば顔データ等)の抽出を皮切りに、次にContextの汲み取りのTry

  • Dave's Blog: Enterprise Web2.0の本質とは

    Enterprise Web2.0というテーマを考えるにあたって、Leapfrog Ventures Managing DirectorのPeter Ripのエントリ "The Coming Wave of Enterprise Web 2.0"の一読をお勧めする。 当は内容詳細と考察を紹介したかったのだが、時間の都合で難しい。一方でリンクのみを紹介するだけでは寂しいので、当方の備忘録を以下掲示する。当方個人の備忘録なので内容不明な点や論理的につながっていない点もあるかとは思うが、ご容赦願いたい。エッセンスを感じて頂ければ幸い。 ご興味のある方は、是非原文をあたられることをお勧めする。 ・インターネット普及開始時のKillerアプリは電子メール。背景に流れるBig DriverはCommunication。 ・Web2.0の背景に流れるDriverはCollaboration。 ・Col

  • YouTubeを観て思うこと

    昨日日曜日の夕方、外出先からの帰宅後、Palo Altoの自宅でPCにVGA-NTSCコンバータをつなぎ、ビデオOutputをリビングのテレビにつなぐ。YouTubeにアップされている日語のビデオコンテンツを、ソファにもたれながらリビングのテレビで観てみる。今更ながら、アメリカにいながら違和感無く日の種々雑多なビデオコンテンツの視聴が出来る事実に色々考えさせられる。 90年代半ば、ダイヤルアップでインターネット接続して、黎明期の音声ストリーミングコンテンツを聴き、雑音だらけ&何度も途中で接続が切断されながらも、音声でのインターネットコミュニケーションの可能性に想像力を膨らませていた昔の事を思い出す。「こういう要素技術が組み合わされば、**が実現出来る筈」みたいな議論が色々あった。その後、VoIPが普及した、音楽配信が実現した。 ひるがえって現在。リビングのテレビでインターネット経由のビ

  • CGM企業の競争優位とは

    当地では、相変わらずCGM(Consumer Generated Media)系のStartupが増えている。テキストのみならず、音声やVideoのShareをサポートするStartup群。代表例は日でも有名なYouTube。 彼らの競争優位とは何だろう、と考える。大規模なVideo Shareを実現するインフラは、それなりに構築・運用に高度なノウハウが必要とされるであろうことは理解出来るが、それ自体がStartupに継続的に優位な立場を与えるファクターであるとも思えない。Blog等のテキスト共有の仕掛けは、より一層参入は容易である。 そんなことを考えながら、BloglinesのFounderであるMark Fletcherが、Software Development ForumのStartupSIG講演した内容をmp3でぼーっと聞いていたのだが、講演後のQAの以下くだりで改めて「そうだ

    pal-9999
    pal-9999 2006/06/06
    参加型コンテンツを利用する際の競争優位について。テクノロジーはすでにコモディティ。
  • Dave's Blog: SaaSの今後

    SaaS(Software as a Service)、ソフトウェアの新しいデリバリモデルとの捉え方が一般的なように見受けられるが、当方はこの現象を「組織の解体・再編」への触媒という切り口で最近見ている。 ソフトウェアを現実社会の人間のアクティビティのメタファであると捉え、且つ当該ソフトウェアを外部業者から提供されるサービスとして利用するというのは、ある意味ビジネスプロセスの一部(ソフトウェアに処理を任せている部分)をアウトソースしているのと同義である。 アウトソースなのであれば、別にソフトウェアの部分だけ区切ってアウトソースしなければならない道理は無い。SaaSとして汎用的な機能(最悪でもその+α程度)の供給を受けるだけでOKな業務は、多分そのほとんどが突き詰めれば自社コアではないだろう。自社のコアでない業務なのであれば、SaaSとして供給されているソフトウェアを利用している組織ごと外出

  • ライブドア問題を聞いて思ったこと

    シリコンバレーでも、ライブドア問題と東証のばたばたが投資先の取締役会等で時々話題になっている。先日第一報をYahoo JapanのNewsで見て、問題単体の事象の中身から離れて純粋に頭に浮かんだことを書いてみたい。 地検の捜査がライブドアに入った、という報に触れて真っ先に考えたのは、件の歴史的位置付けである。事業を営む企業も、捜査を行う人間も、果てはメディアも、基的には目の前にある課題や事象を対象にして行動を起こしているわけだが、大きなNewsになる事象とは、そのほとんどが当事者の利害を超越した何らかの歴史的意義(や象徴的な意味)に沿って顕在化した事象である、と当方は捉えてみたい。 そして当方は、アメリカYahoo Japanの短い第一報のNewsを見て、ライブドア自身の話とは全く別に、「あ、日経済正常化へのプロセスが終わりかけているらしい」と浮かんだ。ビジュアル的には、具合が悪

  • Dave's Blog: プレゼン資料作りにあたっての10/20/30の法則

    Guy KawasakiのBlogで、プレゼン資料の作り方&プレゼンの仕方についてエントリあり。( こちら ) Guy KawasakiはAppleの創業時からのメンバーの一人で、現在はGarage Technology VenturesのManaging Director。(Bio詳細は、こちらやこちら参照。) エントリ中、プレゼンの10/20/30の法則を提唱。この10と20と30の意味は、以下の通り。 10: プレゼン資料は「10枚」構成にすべし。 20: プレゼン時間は「20分」で終わらせるべし。 30: プレゼン資料に「30ポイント」以下の小さなフォントは使うな。 以下詳細。 10: プレゼン資料は「10枚」構成にすべし。 Ten is the optimal number of slides in a PowerPoint presentation because a norm

  • GoogleがVCの競合になる日(その1)

    Paul GrahamのHPに面白いエントリが(THE VENTURE CAPITAL SQUEEZE)。ベンチャーキャピタルが4方向からSqueezeされている、というVCとしてはあまり有難くない話。 4方向の力とは、「カネ余り」、「Startupが以前ほどカネを必要としていないという事実」、「SOX法等の影響でIPOが以前より困難になったという状況」、そして「大手のM&AとVCのFinanceが競合状態になって来た」という話。 要は、「投資しなければならない資金がだぶついている状況」で、「Startupが以前ほど資金を必要としなくなっている」上に、「IPO市場が狭まりVCとしてのExit機会が減少している」状況。そしてさらに、「若い会社に大手ポータルが買収意欲を示していて、VCから見ると競合先になっている」という状態である。 1~3番目の論点は時々Blog上でも触れているが、4番目の

    pal-9999
    pal-9999 2005/11/12
    いずれ、自分達を殺すかもしれない企業を先に囲い込むグーグルたん。
  • Typepadのpoorなperformanceに触れて思うこと

    出張も後半戦に突入。24時間コンビニが開いているのは、当に便利だと思う今日この頃。 さて、当方がこのBlogを書くのに利用している米Six ApartのBlog ASPサービス(TypePad.com)がここ数週間パフォーマンスの低下に見舞われ、頻繁に管理画面へのLoginにFailするようになった。また、ログインで出来てもアクセス数の分析画面(Statistics and Referrers)への遷移に頻繁に失敗する。はっきり言って、かなりサービスの質が悪い。 そう思っていたら、SixApart CEOのBarak Berkowitzから、全利用者に向けてメールが。 For over a year we have been growing the TypePad service and adding capacity as needed. This growth has been

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