電力線を使ったデータ通信規格PLCは一般家庭ではあまり普及しなかったものの、パナソニックはまだ普及を諦めていないようだ。9月29日に行われた同社の技術説明会では、現在同社が推進している「HD-PLCについて、IoT分野での活用に期待する旨が述べられたという(PC Watch、CNET Hapan、ITmedia、日経テクノロジーオンライン)。 同社はPLCに関する技術開発を継続しており、最新技術である「HD-PLC Quatro Core」では最大1Gbpsの通信が可能だそうだ。パナソニックはPLC関連技術をLSIメーカーなどにライセンス提供しており、すでに7社にライセンスを供給、年間200万台ほどの関連機器が出荷されているという。 また、マルチホップ中継機能によって通信範囲も大幅に広がっており、ビルや工場全体に通信環境を提供するといったことも可能になっているという。