今回挙げた5冊の本は、古い本が多いと感じるかもしれません。ただ、初めて読んだ時に感じた本から得られるメッセージや心に響く言葉は、2度目、3度目と手に取った時に変化することもよくあります。何度読んでも「今の自分」に必要な栄養を与えてくれる。そして、私がこれからの人生でも大切にしていきたい素晴らしい本を5冊、厳選してみました。 人生の指針にしている一冊 「二十一世紀に生きる君たちへ」 司馬遼太郎著 ■ Amazonで見る (リンク先は最新版の「対訳 21世紀に生きる君たちへ」) 司馬遼太郎が数多くの著作の中で子どものために書いた、たった一冊の本。読むたびに背筋がピンとしたり、心が揺さぶられて涙が出てきたり、今の自分を見つめ直すために、かみしめるように読んできました。 歴史を愛した作家だからこそ、歴史を見渡した上での言葉、一語一語に重みがあり、文章も無駄がなく、書き写して学びたいほどの名文ばかり
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