PCのBIOSは、複雑な機能をサポートしているため、バグが入り込む余地が大きく、実際に複数の問題を抱えたまま、PCベンダやマザーボード ベンダから製品が出荷されてしまうこともある。また、たとえばACPI対応など、製品出荷後に機能を追加/改良しなければならないこともある。そのため、マザーボードに組み込まれているBIOSは、ユーザー レベルでアップデート可能になっている場合がほとんどだ。その場合、BIOSはフラッシュメモリあるいはEEPROMに納められており、ソフトウェアで書き換え可能になっている。 ただし、BIOSはPCの起動に欠かせないため、アップデートに失敗してBIOSのコードが破壊されると、PCは動作しなくなる。BIOSによってはアップデートに失敗しても、基本的な領域を保護する仕掛けを組み込んでいることがあるが、BIOSの全機能を保護するものではないため、結局マザーボードの修理や交換を