こんにちは。 六号通り診療所の石原です。 今日は水曜日なので、 診療は午前中で終わり、 午後は終日レセプトのチェックの予定です。 それでは今日の話題です。 今日はこちら。 先月に発表された、 ドイツの研究者の論文ですが、 これは要するにチェルノブイリの低線量の被曝により生じた、 甲状腺乳頭癌の組織を検査したところ、 被曝によらない同じ乳頭癌には見られない遺伝子異常が、 被曝による癌の組織には高率に認められた、 という内容です。 今日はこの論文の内容と、 その意味合いについて考えます。 チェルノブイリの被曝により、 特に被曝時に乳幼児であったお子さんにおいて、 高率に甲状腺乳頭癌が発症したことは、 皆さんもご存じの通りです。 この小児の甲状腺癌は、 比較的被曝から短い期間で発症していて、 通常の成人の甲状腺乳頭癌とは、 異なる性質を持っているのでは、 と当初から考えらえていました。 そのため
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