ブックマーク / karapaia.com (235)

  • 湖で溺れそうになっていた子鹿を救った犬の元へ、母鹿と子鹿が会いに来た! : カラパイア

    アメリカで、溺れそうになっている子鹿を発見した犬が、咄嗟に湖に飛び込み、子鹿を救出した。とても心温まる話だが、それだけでは終わらなかった。 その翌日、助けた子鹿が母鹿と一緒に犬に会いにやってきたのだ。もしかしたら感謝の気持ちを伝えたかったのかもしれない。 感動した犬の飼い主はこの出来事をFacebookに投稿したところ、多くのユーザーらから感動の声が寄せられた。

    湖で溺れそうになっていた子鹿を救った犬の元へ、母鹿と子鹿が会いに来た! : カラパイア
  • これは大人も楽しめる!シュールな絵本「はらぺこクトゥルフむし」|カラパイア

    この画像を大きなサイズで見る はらぺこあおむしという児童用の絵をご存じだろうか?アメリカの絵作家エリック・カールが1969年に出版したもので、日曜日の朝に生まれたあおむしが毎日ムシャムシャといろんなものをべまくり、最後には立派な美しい蝶へと変身する。 鮮やかで大胆なきり絵のような色使いと穴が開いた仕掛けが斬新で、子供たちに、もりもりべて大きく成長して欲しいというとしても秀逸で、世界中で愛読されベストセラーとなった。 このはらぺこあおむしをベースに作られたのが「はらぺこクトゥルフむし」である。昨年キックスターターで資金募集され、目標金額を3倍以上うわまわる達成金額を得てついに商品化された。 クトゥルフ好きなら要所要所にちりばめられたクトゥルフネタにぐっとくるはずだ。 The Very Hungry Cthulhupillar / translated melondeau / e

    これは大人も楽しめる!シュールな絵本「はらぺこクトゥルフむし」|カラパイア
  • 大正15年に制作された日本初の実験的ホラー映画「狂つた一頁」 : カラパイア

    1926年(大正15年)、日初の実験的ホラー映画が公開された。『狂つた一頁』は、当時の映画監督で俳優だった衣笠貞之助が、横光利一や川端康成などの新感覚派の作家と結成した「新感覚派映画連盟」の第1回作品で、無字幕のサイレント映画だ。 精神病院が舞台で、狂人たちの幻想と現実が実験的な映像表現で描写されている。その全編がYoutubeに公開されており、最近海外サイトで注目を集めていた。

    大正15年に制作された日本初の実験的ホラー映画「狂つた一頁」 : カラパイア
  • 台湾の国家機関による擬人化された疫病キャラクターが魅惑の悪役すぎると話題に : カラパイア

    台湾の疾病管制署(日の厚生省、アメリカの疾病予防管理センターに相当する機関)では2018年より、様々な疫病(感染症)の特徴を捉え、それを擬人化したアニメキャラクターを作成し、若者の関心を集め、疫病に対する正しい知識を身に着けてもらうという施策を行っている。 これらのキャラクターは『Disease』という雑誌の表紙を飾っており、疫病という悪役ではあるのだが、魔の魅力を放っているとして話題となっている。

    台湾の国家機関による擬人化された疫病キャラクターが魅惑の悪役すぎると話題に : カラパイア
  • 世界中で昆虫が激減している。好む好まないにかかわらず真剣に考えなければならない時が来ている : カラパイア

    どうしても昆虫が苦手だという人は多いだろう。だが、好む好まないにかかわらず、昆虫は地球が円滑な生態系を築く上でなくてはならない存在だ。 今、世界中で昆虫が激減しているそうだ。『PNAS』(1月12日付)の特集に寄せられた一連の研究では、50名以上の専門家によって世界に生息する昆虫の数がまとめられている。 それによると、現在の傾向がこのまま続けば、今後20年で昆虫の3分の1が消えてしまう恐れあるという。

    世界中で昆虫が激減している。好む好まないにかかわらず真剣に考えなければならない時が来ている : カラパイア
  • アンチマスク派の男性がコロナに感染し重症に。SNSでマスク着用の必要性を呼びかける

    未だコロナ禍が続く中、手洗いと消毒、社会的距離、マスク着用は欠かせない感染予防対策だ。 しかし、マスク着用習慣のない欧米では「アンチマスク派」が少なくなく、マスク着用を促す店員にアンチマスク派の客がブチ切れるという騒動も起こっている。 このほど、アメリカでアンチマスク派と称していた男性が、コロナに感染し酸素チューブを挿入しなければならないほど重症となった。 呼吸困難を患う中、男性が「自分が間違っていた。私のようにならないようにマスクを着用して」と必死で呼びかける姿がSNSでシェアされた。 アンチマスク派の男性、コロナに感染しマスク着用を呼びかけ アメリカのフロリダ州に住むチャック・ステイシーさんは、去年5月にSNSマスク着用に対して抗議の声をこのように投稿するなどして、「アンチマスク派」を称してきた。 この状況に過剰反応している。従業員はマスクを着用することを余儀なくされているようだが、

    アンチマスク派の男性がコロナに感染し重症に。SNSでマスク着用の必要性を呼びかける
  • ソ連が領海侵犯していると思い込んで15年、実はニシンのオナラだった(スウェーデン)

    1981年、ソ連海軍のバルチック艦隊に所属していたウィスキー級潜水艦(U-137)がスウェーデンの領海内で座礁した。これは「ウィスキー・オン・ザ・ロック事件」と呼ばれ両国政府間の大きな政治的問題になった。 ソ連側は不可抗力でスウェーデン海域に流されたと主張。だが、スウェーデン側は、ソ連が意図的に侵入したと考えた。スウェーデンの調査でソ連の潜水艦が核武装している可能性が示唆されたからだ。 その後何年もスウェーデンはソ連への警戒を解かなかった。領海からは不可解な水中の信号や音声が続いており、ソ連の潜水艦が潜んでいる疑惑が払しょくできなかったのだ。 事実ロシアとスウェーデンは一触即発の状態となったが、実はその原因は、意外なものにあった。 ソ連の領海侵犯疑惑 領海内で座礁したソ連の潜水艦U-137に対し、スウェーデン国防調査局がガンマ線分光器を使って、秘かに放射線物質の測定を行ったところ、艦内にウ

    ソ連が領海侵犯していると思い込んで15年、実はニシンのオナラだった(スウェーデン)
  • アルコールを急速に体内から抜く呼吸装置が開発される(カナダ研究)

    お酒は適量ならば美味しく楽しいものだが、過度に酔っ払ってしまうと問題行動を起こしたり、深刻な場合は急性アルコール中毒になってしまうこともある。 そんなとき、この呼吸装置を使えば、急速にアルコールを体から排除することができるそうだ。完全に酔っ払ってしまっても、通常の3倍の速さで素面に戻れるという。 肺の力でアルコール排出をブースト 人体の中でアルコールの除去を担う主な器官は肝臓だ。そしてその力は、血中のアルコール濃度に関わりなく、ほぼ一定だ。それは素晴らしいことだが、もどかしいこともあり、おかげで飲み過ぎて二日酔いに苦しむことになる。 カナダ、トロント大学のジョセフ・フィッシャー博士らは、アルコール排除機能をブーストするために肺の力を借りられるのではないかと考えた。 お酒を飲めば息が酒臭くなるだろう。それはそこにエタノールなどの揮発性化合物が含まれているからだ。つまり呼吸によってもアルコール

    アルコールを急速に体内から抜く呼吸装置が開発される(カナダ研究)
  • ネアンデルタール人は人間の祖先と10万年間も戦争状態にあった可能性(人類史)

    60万年前、ヒトは2つのグループに別れた。一方はアフリカにとどまり、「ホモ・サピエンス」つまり現生の人類である我々になった。 もう一方はアフリカからアジアへ、次いでヨーロッパへと旅立ち、「ホモ・ネアンデルターレンシス」ネアンデルタール人になった。 すでに絶滅したネアンデルタール人は我々の祖先ではなく、むしろ同じ時代を生きてきた兄弟に近い。 だが両者はエデンの園のような牧歌的な楽園で、仲睦まじく暮らしたというわけではなさそうだ。領土や資源をめぐる血で血を洗う争いが現代にいたるまで失くなっていないように、どうやら彼らもまた争い続けてきたらしい。 縄張り意識と群れ 『The Conversation』誌では、生物学や考古学的な調査で明らかになった証拠をもとに、ネアンデルタール人は現生人類に匹敵する危険な戦士であり、10万年にもわたり我々の祖先と戦争を続けきたと解説している。 ライオンやオオカミを

    ネアンデルタール人は人間の祖先と10万年間も戦争状態にあった可能性(人類史)
  • 海の中では収束進化でカニ化が進んでいた。もしかしたらカニ型宇宙人が存在しているかもしれない?

    収束進化(収斂進化)は、統の異なる生物種間で類似した形質を個別に進化させることを意味するが、どうやらカニの形状は理想の究極ボディの1つであるらしく、海の中ではさまざまな種がそれぞれ独自にカニの姿に進化しているという。 これを「カニ化(carcinisation)」と呼ぶのだそうだ。 ネット上で疑問解決 ネットは発見の宝庫である。自分で直接目にすることができなくても、代わりにそれを確認してくれる人がどこかにいる。世界各地からそうした情報が日々寄せられている。 例えば、ぷぅと膨らむフグはどうやって膨らむかご存知だろうか? 風船なら空気で膨らむが、海の中に膨らむくらいたくさんの空気なんてあるのだろうか?そんなモヤモヤした疑問もほら、こちらの報告を見ればスッキリだ。 I literally always thought pufferfish inflated with air which does

    海の中では収束進化でカニ化が進んでいた。もしかしたらカニ型宇宙人が存在しているかもしれない?
  • マクドナルドの公式SNSに寄せられた顧客クレームに、バーガーキングが勝手に回答していた件(デンマーク)

    何かと比較されることの多い、バーガーキングとマクドナルドだが、特にバーガーキングはマクドナルドを意識しまくっているようだ。 去年は、イギリスのバーガーキングが、1年中CMでマクドナルドをいじり倒していた件を暴露したかと思えば、今年になるとフィンランドのバーガーキングで、マクドナルドに情熱的なキスを交わすキャンペーン広告を出したりと、世界各国で、マクドナルドにちょっかいを出している。 そして今回はデンマークのバーガーキングだ。マクドナルドの顧客が公式Facebookに寄せた苦情に対し、マクドナルドに代わって、バーガーキングが勝手に返事を書いて対応していたようなのだ。 これは何対応と呼べばよいのだろう?キングだけに王対応? マクドナルドに寄せられた顧客の苦情にバーガーキングが対応 SNSの普及により、多くの店や企業が公式ページを持つようになった。商品の宣伝やイベントの告知などに利用される他、顧

    マクドナルドの公式SNSに寄せられた顧客クレームに、バーガーキングが勝手に回答していた件(デンマーク)
  • 船が進まない。北極海で待ち受ける罠「死水」の謎が127年の時を経てついに解明(フランス研究 : カラパイア

    1893年、ノルウェーの探検家フリチョフ・ナンセンは、ある不可思議な現象について記している。 そのとき彼が乗っていた船は北極海を航行していた。エンジンは正常に作動していたし、それと分かるような自然の力に逆らっているわけでもなかった。それなのに、シベリア沖のノルデンショルド群島で船が前に進まなくなってしまったのだ。 明白な原因が見当たらないのに、船が進まなくなるこの現象のことを「死水(Dead-Water)」という。ナンセンがこれを記述してから127年の時を経て、ついにその原因が解明されたそうだ。

    船が進まない。北極海で待ち受ける罠「死水」の謎が127年の時を経てついに解明(フランス研究 : カラパイア
  • 台湾のソウル丼、トロトロの甘辛豚肉がご飯を誘う、ルーローハン(魯肉飯)の作り方【ネトメシ】

    カラパイアクッキングでは、世界各国の様々なレシピを紹介しているが、個人的に大好きなので、出場回数の多い台湾フード。台湾でもご飯の上にのっけてべる丼ものはお手軽で人気の高いメニューの1つだ。 今回は、台湾のソウル丼として人々に愛され、多くの定屋、堂で提供されているルーローハン(魯肉飯)の作り方を紹介するよ。 基的には豚バラ肉甘辛く味付けしたものをご飯に乗せるのだが、様々なレシピが存在する。ここでは、失敗が少なく簡単においしく作れるよう、フライパンだけでできるやり方で進めていこう。 ※カラパイアクッキングの料理レシピは「#ネトメシ」で全部見られるよ。 ブックマークに登録してね! ルーローハン(魯肉飯)の作り方 この画像を大きなサイズで見る ■材料(約1~2人用 工程時間 約20分) ・豚バラ 200g 幅1cmほどにカットしておく ・薄力粉 大さじ2 ・ごま油 大さじ1 ・しょうが 1

    台湾のソウル丼、トロトロの甘辛豚肉がご飯を誘う、ルーローハン(魯肉飯)の作り方【ネトメシ】
  • パニック映画そのものじゃないか!2020年に実際に起きた出来事で映画予告編を作ってみた。

    2020年は激動の年であると言っていいだろう。この半年の間、人為的な出来事から自然による大災害まで、ありとあらゆる大災難が世界を揺るがし、地球上に脅威を与えている。 2020年上半期に実際に起きた出来事を、映画予告風に編集した動画がYouTubeで公開されたのだが、これはリアルにパニック映画。 この調子だと残る下半期はいったいどうなってしまうのかという大きな不安を引き起こさせるような出来上がりになっている。 2020 – Official Movie Trailer HD 動画にまとめられている、2020年上半期に起きた出来事は以下の通りだ。 1.イランとアメリカの緊張の軍事問題 イランとアメリカの関係をここでまとめてしまうには、あまりにも両国の歴史が深すぎるが、今年両国に最も緊迫した事態を引き起こしたのは、なんといっても新年早々イラン革命防衛隊だったガーセム・ソレイマーニー司令官を米軍が

    パニック映画そのものじゃないか!2020年に実際に起きた出来事で映画予告編を作ってみた。
  • デヴィッド・リンチが淡々と今日のお天気を伝えるYoutubeチャンネルが開設されていた件

    『ツイン・ピークス』(1989年、1990年~1991年)や『エレファントマン』で知られている映画界の巨匠デヴィッド・リンチは、その作風から「カルトの帝王」と呼ばれていることはみんなご存じのことだろう。 リンチ氏が自身のYouTubeチャンネル「DAVID LYNCH THEATER」を開設。鬼才であるリンチ氏は、どんな得体のしれない恐ろしいものが流されているのだろう…と思いきや、なんと毎日アメリカ・ロサンゼルスのお天気情報を淡々と伝えているんだそうだ。 Weather Report 5/18/20 鬼才デヴィッド・リンチ監督によるロサンゼルスのお天気報告 どうやらデヴィッド・リンチは以前からTwitterなどで時々天気予報を行っていたらしいのだが、今回パンデミックによる外出禁止令を受け、ファンや人々が少しでも暇つぶしをできればとの思いで毎日天気予報を行うことにした模様。 内容は非常にシン

    デヴィッド・リンチが淡々と今日のお天気を伝えるYoutubeチャンネルが開設されていた件
  • 遺体を埋葬中のお棺の中で遺体が動き出すハプニング(インドネシア)

    イスラム教徒の多いインドネシアでは、土葬文化が色濃く、遺体はお棺に入れられ、そのまま土に埋葬される場合が多い。 遺族らは墓地に集まり、故人に最後の別れを告げる葬儀が行われる。ところが、その最中にただならぬ事態が発生した。 お棺には顔がわかるようガラスパネルが設置されているのだが、パネルの下で、亡くなったはずの個人が動いていたのだ。Daily Mail』などが伝えた。 Haunting moment corpse appears to WAVE to mourners through coffin’s glass panel 葬儀中、お棺の中で遺体が動く!? 5月5日、インドネシア北スラウェシ州マナド市にある墓地では、キリスト教の埋葬儀式が司祭によって執り行われていた。 遺族らは、深い穴を掘って収められたお棺の周りに集まり、悲しみに暮れながら司祭の祈りを聞いている。 その時、不思議な出来事が

    遺体を埋葬中のお棺の中で遺体が動き出すハプニング(インドネシア)
  • 粒子加速器の中に頭を入れた科学者、アナトーリ・ブゴルスキーの物語(ロシア)

    頭を入れたらまずいものはたくさんあるが、荷電粒子を加速する装置、粒子加速器もその1つだろう。最大で光速近くまで粒子を加速させているのだから。 1978年7月13日は、36歳のロシア人科学者、アナトーリ・ブゴルスキーにとって、最悪の日となってしまった。 粒子加速器に問題が生じたため、装置の中に頭を入れて故障部品の確認をしていたところ、 76電子ボルトの陽子線の進路上に彼の頭が入ってしまったのだ。 粒子加速器の陽子線が頭を貫く ブゴルスキーは、ロシア、セルプホフ市プロトヴィノにある高エネルギー物理研究所で働いていた。粒子加速器に問題が生じたので、強力な陽子線が放たれる装置の中に頭を入れて故障部品を確認しようとした。 そのとき装置は作動していないはずだったが、実はまだ動いていた。危険を知らせるはずのアラームが、前の実験の間、オフにされたまま、もとに戻されていなかったのだ。 たちまち、目に見えない

    粒子加速器の中に頭を入れた科学者、アナトーリ・ブゴルスキーの物語(ロシア)
  • 観測史上最大の明るさを持つ超新星が発見される

    観測史上もっとも明るい超新星が発見されたそうだ――それは、これまで一番明るいとされていた超新星より2倍も明るい。 明るさもさることながら、爆発から放出されるエネルギーも凄まじく、太陽が一生の内に生み出す全エネルギーの10倍にも達するという。 『Nature Astronomy』(4月13日付)に掲載された報告によると、その超新星「SN2016aps」の質量は太陽の50~100倍。太陽質量の8~15倍程度である通常の超新星に比べて、はるかに大きい。 またこの超新星は、理論上予測されていた「脈動性対不安定型超新星(pulsational pair-instability supernova)」の科学的証拠だとされている。 An extremely energetic supernova from a very massive star in a dense medium https://www

    観測史上最大の明るさを持つ超新星が発見される
  • 足を舐める悪魔?1921年のイランの写本に描かれた奇妙な怪物たち

    アルゼンチンの伝奇作家ホルヘ・ルイス・ボルヘス。彼が自分の迷宮世界と結びつけたその人生は、ある種、図書館員のような人生だ。そこに並べられた小説は、彼が自分の文章を通して織り込んだ隠れた学術的参考文献ともいえる。 ボルヘスは、こうした文献的傾向をノンフィクション『幻獣辞典』に気まぐれに持ち込んだ。このは、世界中に伝わる昔の民話や神話、悪魔学の話から、異質なクリーチャーたちを一挙にまとめたものだ。 古代に登場したキマイラ(怪物)の魅力 これら昔話がどのようにしてただの想像の域から、遥か遠方へと発展していったのかについて、ときにボルヘス自身が述べることもあった。 例えば、ギリシャ神話のキマイラ(怪物)を作り出した”突拍子もない想像力”は、滑稽な姿の生き物が人々の間に浸透し始めた証拠で、突拍子もないその姿が、現代のわたしたちが事典の中で見るキマイラの定義になっていると。 この画像を大きなサイズで

    足を舐める悪魔?1921年のイランの写本に描かれた奇妙な怪物たち
  • たった3つのブラックホールがあるだけで時間の対称性は破れる(ポルトガル研究)

    物理法則のほとんどは、時間が流れる方向などちっとも気にしていない。それが未来へ流れようと、過去へ流れようと、物理法則はまったく同じに働くからだ。 ニュートン物理学でも一般相対性理論でも、時間の流れる向きは計算結果に影響を与えない――これを「T対称性」や「時間反転対称性」という。 だが、実際の宇宙においては、ことはそう単純ではないようだ。アヴェイロ大学(ポルトガル)の天文学者によって、重力が作用し合う天体がたった3つあるだけで、T対称性が破れてしまうことが証明されてしまったからだ。 たった3つの天体が生み出すカオス系 この研究グループが取り組んだのは、天体物理学では有名な「多体問題」という、3つ以上で構成され、相互に作用する系についての問題だ。 中心点を周回する同サイズの2つの天体の動きは比較的単純で、ニュートンの運動の法則と万有引力の法則に従えば、数学的に予測することができる。 ところが、

    たった3つのブラックホールがあるだけで時間の対称性は破れる(ポルトガル研究)