ブックマーク / www.arclamp.jp (10)

  • IDEOが考えるソーシャルでサステナブルなデザイン (arclamp.jp アークランプ)

    世界的デザイン集団IDEO社のデジタル部門リーダーであり、デザイナーズ・アコードのファウンダーであるヴァレリー・ケーシーのプレゼンを聞く機会がありました。テーマはソーシャル・デザイン。 Aquaduct 一番印象的だったのは、Aquaductというプロジェクトの話。Aquaduct は途上国における水の問題を対象にしたコンセプトビークル。見た目は自転車ですが、水の「浄化」と「輸送」という問題を同時に解決しようとしています。 by gordonr 途上国では水の問題は深刻です。水を手に入れるためには女性が長い距離を歩かなくてはならず、浄化もままなりません。Aquaduct は後部のタンクに水をいれて輸送することが出来ます。また、タンクにはフィルターが内蔵されており、ペダルを漕ぐ力を利用して浄化処理を行います。浄化された水は前部に据え付けられたポリタンクに溜まっていく。また、クランクを切り替

  • "世界"に"ユーザー"はいない (arclamp.jp アークランプ)

    石川さんのところに行ったときに「テクノロジーは世界をインターフェースする」という話を聞いたのですが、その元ネタがこれ、「Designing World-realm Experiences:The Absence of World "Users"(世界経験のデザイン_"世界"に"ユーザー"はいない)」。 書かれたのはリビングワールドの西村佳哲(にしむら・よしあき)さん(参考記事:リビングワールド:世界を感じるものづくり)。様々なデザイン活動でも知られていますし、最近では自分の仕事をつくるというでも有名です。 で、西村さんが1999年に書いた文章。かなりシビレます。長い抜粋。 デザインとは、インターフェイスすることであって、インターフェイスをつくることではありません。私たちは、他の人々や生きている世界と接したいのであって、コンピュータなどの情報機器や、インターフェイスデザインと接したいわけで

  • Facebook Platformから見る、次のアーキテクチャ (arclamp.jp アークランプ)

    Facebookの認知度は上がってきていると思います。2007年5月にFacebook Platformを発表して以降は「次世代のソーシャルOS」というラベルが貼られ、その動向が注目されています。10月24日にはMicrosoftが2億4000万ドルを出資し、評価額は150億ドル(1.7兆)に跳ね上がりました。また、11月2日に発表されたGoogleのオープンソーシャルに対しては当然のように参加を表明していません。 Facebook Platformとは Facebook Platformはサードパーティの開発者がFacebook上の情報を利用してアプリケーションを開発できる仕組みです。それだけならデータベース型ですが、加えて開発したアプリケーションはFacebookに登録することが可能です。Facebookユーザーはアプリケーションの一覧から欲しいアプリケーションをクリックするだけで自

    paraselene
    paraselene 2007/12/08
    参考になります
  • テクノロジーとデザインの境界線があいまいなもの (arclamp.jp アークランプ)

    Web2.0 Expoでベスト講演をあげるとすればチームラボの猪子さんによる「インターフェースデザインのイノベーション(テクノロジーとデザインの境界線があいまいなもの)」です。これはヤバイ。 以下、サマリ。 サーチやマッチングというテクノロジーがあるおかげで、Webにある情報はサイト内外の情報を動的に再編集して構成されるようになった。だから、そのリンク構造も動的。当然、サイトマップやきれいな階層構造なんて存在しない。 サイトの構造が動的なんだから、インターフェースも当然、動的だよね。逆にインターフェースが構造の動的さを引き出して魅力を出さなきゃいけない。 テクノロジー(構造)とインターフェースは切り離して考えることなんてできない。一体なんだよ。 いえーい!も、マイナビバイトも、SAGOOLも、Laboo!も、そうやって作った。 これって「インターフェースの革新の流」。すごい西洋的。iPa

    paraselene
    paraselene 2007/11/17
    うわ、面白そう。こういう仕事がしてみたい
  • コミュニティはマネージメント手法なんだ (arclamp.jp アークランプ)

    最近、「コミュニティってなんだろう」ってことを考えていたのですが、1つの回答としてはコミュニティはマネージメント手法なんだなって。もちろん、マネージメントというのは、経営という意味からプロジェクト・マネージメントまで幅広く含みます。 Community Driven Commercial Development なんとなく予感がしたのはIBMがそっとスタートしたProject Zero。Project ZeroはRESTベースのWebアプリケーションをGroovyやPHPを使って開発できるWebアプリケーションフレームワーク。FAQを読むと、これがオープンソースプロジェクトないことがわかります。 Can I contribute to Project Zero? IBM is following a Community Driven Commercial Development proc

  • オープン性のポートフォリオ (arclamp.jp アークランプ)

    ウィキノミクスを読んでいると繰り返し出てくるのが「どこまでオープンであるべきか」「どこまで共有してよいか」という問いかけです。の中でも、これをポートフォリオとして管理すべきだと書かれています。 オープン性のポートフォリオとは こちらのサイトによれば ポートフォリオとは、証券用語辞典を引くと“Portfolio 資産管理”と出ています。ひとりひとりの投資家が、現在持っている金融資産をトータルで指す言葉です。 それぞれの投資家が必要とする年間の収益と、それに見合ったリスクの度合いに基づいて分散投資されることになります。 投資先を一箇所に集中させずに、できるだけ分散させた金融商品で資産運用を行うこと、つまりリスクを回避すること、これがポートフォリオを作成する最大の目的です。 ということです。より戦略的に書けば金融商品ごとの安定性や収益性を考慮し、相関の低い組み合わせることでリスクを低減しなが

  • 答えを言うべきか考えさせるべきか (arclamp.jp アークランプ)

    プロジェクトで誰かから問題の解決策について質問を受けたらなんて答えますか?」という質問をされました。意図としてはすぐ答えを教えるべきか、それとも考えさせるべきかというようなこと。 これのフレームを考えてみるに以下のようになるかなと。 Aは問題を構造的に理解し、解決策が分かっている状態。これは既に問題はありません。理想的な状態です。 Bは問題を構造的に理解しているものの解決策が分かっていない状態。ここまでくればGoogleで調べて知識を補うなり、人に聞くなりして適切な解決策を見つけることが可能になります。 Cは問題を構造的に理解していないものの解決策が分かっている状態。これは特定に問題を解決することは可能ですが、応用や類似的な状態に対応することができません。 Dは問題も理解できず解決策も分かりません。 さて、誰かが質問をしてきたのであれば、その人はBかDの状態にあります。 特にDの場合には

    paraselene
    paraselene 2007/06/01
    いつも困る問題。そのうち書く。
  • 不安定であることの機敏性 (arclamp.jp アークランプ)

    ヒトと機械のあいだ―ヒト化する機械と機械化するヒトという、はい、好きなネタなので読んでみました(w。面白いのは情報の話。 わざわざ不安定化することで機敏になれる そもそも機械的というと単純で融通が利かないものと思われがちです。しかし、変化する状況に応じて柔軟に変化に適応する機械も増えています。その先駆けともいえるのがノーバート・ウィーナーが説いたサイバネティクス。 機械の制御入力を希望の出力と現在の出力を比較しながら調整していくことに関する技術である。 こういったフィードバックによる自動制御はヒトの二足歩行にも関係してきます。足の数は4のほうが安定します。しかし、 わざわざ不安定化し、制御・調整という情報機能を付け加えることによってより高い次元に進化することができるのである。 これを示すものとしてあげているのがNASAが開発した航空機X-29。X-29にはCCV(Control Con

  • 情動回路 (arclamp.jp アークランプ)

    書店でふと手に取った「談―Speak,talk,and think (No.76(2006))」の特集が情動回路。 「情動」というのは、いわゆる感情。感情というと「感情的になるな」「感情に流されない」などといわれて、知覚・認知といった論理性に対してネガティブに捉えられるもののようです。 ですが、この情動というものが実は重要。僕が面白いと思ったのはオートポイエーシスで有名な河さんのこの言葉。 現実性をそれとして成立させる、つまり物自体のところから現実が出現することろ、そこのところで働いているのが「注意」です。 この「注意」の動きに、どうも情動や感情が相当関与しているように思います。 世界というのは自分に関係なく進んでいて「僕にとっての現実」というのは僕が認識できた領域にしか過ぎません。河さんの指摘は、その「僕にとっての現実」に気づく瞬間の動きです。それは知覚や認知や認識の手前。 僕は直感

    paraselene
    paraselene 2007/03/22
    「ロジカルシンキングも発想力もいいけど、たまには肩の力を抜いて、深呼吸して、で、ちょっと笑顔で。そうして、ふとした気づきを感じ取る」、全面的にagree。
  • Ajaxの"A"で気づく技術論 (arclamp.jp アークランプ)

    AjaxといえばAsynchronous JavaScript + XMLの略なので、頭の"A"は、"Asynchronous(非同期)"の意味です。 ある方に「AjaxのAって非同期だよね?技術的にはどうなってるの?」と聞かれたので、「あー、技術的には軽量の同期技術(http)を使っているんですが、ユーザーさんの感覚と非同期になっているだけなんですよ」と答えました。 ※3/6追記。コメントいただきました。僕の理解は間違っていて「画面描画と通信」というクライアント内での処理がマルチスレッドによって非同期になっているのを"Asynchronous(非同期)"と考えるのが正しいです。というわけで、この後の議論は僕の誤解に基づく論理展開としてお楽しみくださいませ。 後になって考えてみたのですが、これってけっこう重要なことだなと。 非同期を非同期技術で実現しようとするから高くなる 梅田さんの「ウ

    paraselene
    paraselene 2006/03/05
    AjaxのAの意味は「技術と認知の非同期」
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