「買い物山脈」は、編集部員やライター氏などが実際に購入したもの、使ってみたものについて、語るコーナーです。 2008年はネットブック元年だった。もともと筆者はミニノートが大好きで、ビクターの「Interlink XP」、シャープの「MURAMASA PC-CV50F」と渡り歩いてきた。2008年はそんな筆者にとって、本来ネットブックを一台購入すべき1年だったのだろうが、結局購入を見送ってしまった。 購入しなかった理由はいろいろあるが、最大の理由はほぼすべてのネットブックが1kgを超えていた、という理由が最も大きい。Atom N270という、消費電力がたかが4WまでのCPUを、1kgの筐体に詰めたのでは、あまりにも夢がない。価格は上回るものの、1kgもあれば超低電圧版のCore 2 Duoが搭載できるからだ。 もちろんそれなりに小さいマシンもあった。たとえば富士通の「LOOX U」は、Ato
3月2日 開催 社団法人情報処理学会は、「情報処理技術遺産」と「分散コンピュータ博物館」の認定制度を開始。3月2日、東京・上野の国立科学博物館で認定式を行なった。 同認定制度は、次世代に継承すべき重要な意義を持つ技術や製品の保存と活用を図ることを目的に、国内のコンピュータ技術発達史上、重要な研究開発成果や、国民生活、経済、社会、文化などに顕著な影響を与えたコンピュータ技術および製品などの中から、現存する貴重な史料の保存を目指すもの。 また、分散コンピュータ博物館の認定は、小規模ながら貴重な史料の保存および展示を行なっている資料室、コレクションをネットワーク化して利用拡大を促すために開始するものだ。 「先人の努力の結晶である情報処理技術関連の歴史的文物を将来に長く保存し、次世代人の学ぶよすがとして伝える」ことを目的としている。
試作したアプリケーションプロセッサのチップ写真。65nmのCMOS技術で製造した。トランジスタのしきい電圧は3種類 カンファレンス会期:2月9日~11日(現地時間) 会場:米国カリフォルニア州サンフランシスコ市 San Francisco Marriott Hotel 最先端半導体チップの開発成果を競うISSCC 2009では、10日(米国時間)にマルチメディアプロセッサの講演セッションが開催された。本レポートでは、このセッションからトピックスを紹介する。 最初に取り上げるのは、フルHDビデオのコーデック(符号化復号化回路)を内蔵した第3世代(3G)携帯電話機用のアプリケーションプロセッサだ。これはルネサス テクノロジの開発成果である(K. Iwataほか、講演番号8.7)。1,920×1,080画素のフレームを30fpsで伝送するビデオ(伝送速度は40Mbps)をH.264で符号化(エン
2009年のInternational CESでのIntelは、実に静かな存在だった。特に新しい製品も発表されていないし、2日目に行なわれたクレイグ・バレット会長の基調講演もClassmate PCが話題の中心で、特に新しい内容はなかったからだ。 しかし、Intelブースでは次世代に向けた取り組みに関する展示がひっそり行なわれていた。それが、Canmoreの開発コードネームで知られるIAのSoC「Intel Media Processor CE3100」を搭載したセットトップボックスのデモだ。 また、クイックサンは、TVのODMビジネスを展開するオリオン電気のブースにおいて、リモコンでTVとインターネットをシームレスに利用することができるROBROのUIを採用したAtomプロセッサ搭載TVを展示し、今年の前半に市場に投入する計画であることを明らかにした。 ●x86アーキテクチャの強みは膨大
2009年1月中旬 出荷 価格:205,000円 2005年に対Let'snoteとしてNECが投入した「VersaPro UltraLite」シリーズは、Let'snoteを上回るモビリティを目指した意欲的なモバイルノートだった。そして現在、軽量かつ長時間駆動、かつ作業性に優れた12.1型モバイルノートにはパナソニックと東芝「dynabook SS RX2」などがあり、2009年モデルとしてNECが投入する新「VersaPro UltraLite タイプVC」がそろそろじゃないかと思っていた読者も多いことだろう。今回はその試作品であるVC-6を入手したので、外観はもちろん、ベンチマークや内部構造などを見ていこう。なお、今回は試作機のため量産品とは細部が異なる可能性もある。 VC-6は重量1kg以下、BTOの選択肢にSSDが追加、バッテリ駆動時間最長約12.5時間と正常進化したといっても過
マイクロソフト株式会社は18日、9月30日に開幕するIT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2008」の出展内容について事前説明会を開催した。 CEATEC JAPAN 2008の初日には、米Microsoftコーポレートバイスプレジデントで、Windowsコンシューマー プロダクトマーケティング担当 ブラッド・ブルックス氏と、日本法人のコンシューマー&オンライン事業部担当 堂山昌司代表執行役副社長が基調講演を行ない、記者会見も予定されている。 今回の事前説明を行なった背景を、コンシューマー&オンライン事業部 コンシューマーWindows本部 藤本恭史本部長は次のように説明する。 「Windowsの今後の戦略は全世界的に発表していないが、CEATECの基調講演は、新しいWindowsの方向性を日本で初めて説明する場になる。Windowsの新しい方向性が必要となった背景として
Emerging Companies Summitの参加企業。約60社がNVIDIAの技術を活用した自社製品をアピールする 会期:8月25日~27日(現地時間) 会場:米国カリフォルニア州サンノゼダウンタウン さまざまなジャンルの開発者、ゲーマー、一般ユーザーなど、多様な人に向けたイベントが寄り合った形で展開されているNVISION。「Emerging Companies Summit」も、NVISIONで開催されている1つのイベントで、NVIDIAのビジュアルコンピューティング技術を利用して起業したり、活動を広げようとしているメーカーが参加するもの。 ゲーム、ライフスタイル、CUDA/HPC、プロフェッショナルビジュアルコンピューティングの4つのトラックが並行して開催されており、終日、各メーカー製品をデモンストレーションする場が設けられている。このレポートでは、CUDA/HPCトラックの
■多和田新也のニューアイテム診断室■ コンシューマユーザーにとっても現実味が増す「GPGPU」 ~NVIDIAの動画エンコードとGeForce PhysXを試す AMD、NVIDIAが、ともに汎用アプリケーションをGPU側で処理させる「GPGPU」としての利用を推進しているのは周知の通りだ。AMDはRadeon HD 4800シリーズで1TFLOPSの演算性能を強くアピールし、NVIDIAのGeForce GTX 200シリーズはGPGPUにおける性能を強く意識したマイクロアーキテクチャを採用した。 この分野で一歩先に進んでいるのがNVIDIAだ。NVIDIAのGPGPUプログラミング環境である「CUDA」は、すでにHPCの分野では広く知られ、実際に使用されている。そして、5月1日にリリースされたCUDA 2.0ではWindows Vistaへの対応や、Adobe Photoshopプラグ
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