県災害対策本部に設置されているSPEEDIの専用端末。震災当時は緊急回線が寸断され機能しなかった=23日 東京電力福島第一原発事故後、県にメール送信された「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」の試算データが消去されていた問題で、職員に割り当てられたメールの受信容量は25メガバイトと、20~50通程度しか受信できなかったことが23日、分かった。SPEEDIの受信容量を把握しておらず、想定外の事態に対応し切れなかった格好だ。メールを削除する際のバックアップ体制を含め、情報管理の不備が浮き彫りとなった。 ■2日でいっぱい 県によると、SPEEDIを運用する原子力安全技術センター(NUSTEC)から受信した試算データのメールは、1通当たり約0・5~1メガバイトだった。当時、試算データは30分から1時間ごとに送信されており、職員用アドレスで受信すると、2日ほどで容量いっぱい
inside 産業界・企業を取り巻くニュースの深層を掘り下げて独自取材。『週刊ダイヤモンド』の機動力を活かした的確でホットな情報が満載。 バックナンバー一覧 4月15日に死去した三重野康氏は、1989年12月に日本銀行総裁に就任する。当時はバブルのピーク。12月28日に日経平均株価は3万8915円の史上最高値をつけた。大都市圏では不動産価格が急上昇、1億円を超える住宅が続出し、一般のサラリーマンにはマイホームは高根の花になっていた。資産を持つ者と持たざる者の格差が拡大、持たざる者からの悲鳴、怨嗟の声が上がっていた。 三重野氏は就任直後から急激な金融引き締めに踏み切る。12月に公定歩合(当時の政策金利)を3.75%から4.25%に引き上げた。その後、90年3月に5.25%、8月には6%に引き上げる。バブル退治に邁進する姿は平成の鬼平ともてはやされた。 大幅利上げで株価も地価も下落に転じる。日
ザ・世論~日本人の気持ち~ 価値観が多様化し、隣の人の考えでさえ分かりづらい現代。注目のテーマについて、みんながどう考えているか気になるところだろう。この連載では様々な統計、調査結果等を取り上げ、その背景にあるトレンドや人々の意識を分析。現代の「日本人の気持ち」=「世論」を探っていく。 バックナンバー一覧 現在の会社に不満を持つ「転職予備軍」はペットを飼った方がいい――。五月病が増えると言われる季節を前に、こんな調査結果が発表された。一体なぜ、「転職予備軍」にはペットがおすすめなのだろうか。 調査はゲイン(本社:東京都港区)が運営するアンケートサイト「Qzoo」が実施。全国の15~60歳までの3万9485人(男性:1万9779人、女性:1万9706人)から回答を得た。この中で今回の調査対象となる「勤め人(派遣社員・契約社員を除く)」は1万8866人。調査時期は2011年11月18日~12月
関連トピックス関西電力原子力発電所 ◆原子力発電を利用することに賛成ですか。反対ですか。 (数字は左から近畿、福井の順) 賛成30 38反対49 36 ◆原子力発電を段階的に減らし、将来はやめることに賛成ですか。反対ですか。 賛成79 71反対10 14 ◆県内の原子力発電所は今後どうしたらよいと思いますか。(選択肢から一つ選ぶ=択一) 増やす方がよい− 1 現状程度にとどめる− 31 減らす方がよい− 43 やめるべきだ− 23 ◆定期検査で停止中の大飯原発の運転再開に賛成ですか。反対ですか。 賛成29 36反対52 43 ◇(「賛成」と答えた人に)それはどうしてですか。(択一) 電力の安定供給のため54〈16〉 35〈13〉 電気代をおさえるため4〈1〉 4〈1〉 経済や雇用の面で必要だから35〈10〉 57〈20〉 安全だから3〈1〉 4〈1〉 ◇(「反対」と答えた人に)それはどうし
国政を睨んだ橋下徹・大阪市長の政治改革に注目が集まっているが、霞が関と大メディアの嫌われ者であること、そして壊し屋であるこという点では小沢一郎・民主党元代表との共通点が浮かび上がる。 これまで橋下氏は「小沢先生に頑張ってもらいたい」などと、他の識者や政治家がためらう「小沢評価」を堂々と口にしてきたが、実は小沢氏も周辺に、橋下氏について「礼儀正しい人間だ」「既得権と闘う覚悟は本物だ」などと高く評価する発言をしていたという。 ただ、この壊し屋2人が接近することは、その既得権派をますます苛立たせることになる。当然といえば当然の皮肉だが、橋下氏も、小沢氏が経験してきた権力総動員のなりふり構わぬ攻撃に晒され始めた。 なんと経済産業省中枢が、7月に関西の大停電を目論んでいるという信じ難い情報を掴んだ。 「梅雨が明けて夏を迎えた時、いまの供給見通しでは確実に関西で大規模な電力不足が起きる。関西の有権者は
東京都の調査では、1世帯当たりの平均人数が1.99人となり、過去最少を更新(今年1月1日現在)。総人口に占める65才以上の人口の割合は20.76%で、こちらも過去最高を更新した。家族に囲まれて看取られることなく、ひとりで死ぬことは、いまや普通のことになりつつある。 人はなぜ、孤独死を恐れるのだろうか? 立教大学現代心理学部教授で精神科医の香山リカさんはこう分析する。 「“孤独死するかも、と考えると不安で眠れない”とクリニックにいらっしゃる人もいます。特に日本人の場合、畳の上で死ぬとか、大往生を家族に看取られるという、ある種の理想の死に方が刷り込まれていますから、それ以外の死に方が人生そのものの失敗だと思いがちなんです」 特に女性の場合、自分の遺体が何日も発見されないことを心配する人も。 「死に顔が美しいとか、眠っているような死に顔といわれるように、死んでからも美しくありたいという考えはある
小宮山洋子厚労相(63)に対し、大手ドラッグストア各社の代理人である弁護団が、公開質問状を突き付ける準備をしていることが23日、分かった。現在、医療機関で処方された薬をドラッグストアで購入するとポイントが付くが、小宮山氏率いる厚労省は今年10月から禁止する方針なのだ。これを「庶民イジメ」「消費者軽視だ」として、63万人もの継続要求の署名まで集まった。民主党政権への逆風が続くなか、小宮山氏はどう対応するのか。 「ドラッグストア各社は『お客さまのために』という消費者主義を貫いてきました。今回のポイント付与禁止について消費者に聞くと、大多数は『続けてほしい』という意見です。われわれのポイントは禁止なのに、クレジットカードなどで支払うとポイントが付く不公正さもひどい。公開質問状で、小宮山氏に疑問をぶつけたい」 業界関係者はこう語る。まさに、小宮山・厚労省と大手ドラッグストアの全面戦争に発展しそ
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