ロンドンで講演するジャマル・カショギ氏(2018.9.29)(提供:Middle East Monitor/ロイター/アフロ) 10月20日、サウジアラビア当局はトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で行方不明になっていたサウジ人記者ジャマル・カショギ氏を領事館員らが「過失」で死亡させたと認め、これを隠蔽しようとしたとして18人を拘束した。この事件は人権問題として国際的に関心が集まっていたものの、少なくとも当事国の当局者にとっては政治的な問題であり、「独裁者」同士の対立が表面化したものともいえる。 三つの疑問 今回の問題は人権や報道の自由という観点から語られやすいが、それ以外にも大きく3つのポイントがある。 カショギ氏は単に「反体制」だったから殺害されたのかなぜトルコはこの事件の究明に熱心なのか「領事館員が勝手にやったこと」というサウジ当局の説明をトルコは受け入れるのか知りすぎた男 これら
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