12月に独立問う住民投票 18年以降3回目―仏領ニューカレドニア 2021年06月03日06時56分 【パリ時事】フランスのルコルニュ海外県・海外領土相は2日、南太平洋の仏特別自治体ニューカレドニアで12月12日、独立の是非を問う3回目の住民投票が行われると明らかにした。AFP通信が報じた。 1998年に仏政府とニューカレドニアとが結んだ「ヌメア協定」に基づき、ニューカレドニア議会議員の3分の1の要請があれば、2022年までに最大3回の住民投票を実施することができる。18年に行われた1回目の住民投票の結果は、反対約56%、賛成約44%。昨年10月の2回目投票では、反対約53%、賛成約47%と差が縮まった。 ニューカレドニアは1853年にフランスが併合。防衛を除く治安や医療、経済など幅広い自治権を保持しているが、貧富の差に不満を抱える先住民カナクの間で独立志向が強い。 国際 コメントをする