とくにチェコスロバキアは、合邦の動機、過程、時代背景などが極めて日韓合邦と似ている。チェコ人とスロバキア人が合邦国家を作った(1918年)のは日韓合邦(1910年)よりわずか数年後で、第一次世界大戦後にオーストリア・ハンガリー帝国が解体した後だ。 もともとチェコは西欧に属し、ゲルマン人の支配下で発展した先進的工業国だった。一方スロバキアは東欧に属し、マジャール人支配下の後進的農業国だった。両者が合併すると、行政的、技術的人材の少ないスロバキア人から見れば、チェコ人の植民地支配としか映らなかった。こうして両民族の対立が生じたわけだが、そのあたりは日韓合邦後の三・一運動(1919年)などに見られる日本人と朝鮮人の対立によく似ている。 ウクライナもウクライナ人とロシア人のハイブリッド国家である。 ピンクの辺りが実はレーニンが、ウクライナっていうのはあまりにも農業国でどうしようもないから炭田や重工