「『Gota Go Gama』の入り口」 スリランカの最大都市コロンボにある、テントがたくさん並んだ広場の入り口には、こう書かれた看板がありました。 「テント村」の入り口 5月中旬に訪れたスリランカ。長年の財政赤字に加えコロナ禍で外国人観光客が激減するなどして外貨が不足し、エネルギーの輸入が滞っているほか、物価の急激な上昇で経済が危機的な状況に陥っています。 このため政府への批判が高まり、ラジャパクサ大統領の退陣を求め、連日抗議デモが行われています。 看板に書かれていた「Gota」とは、ラジャパクサ大統領の名前「ゴタバヤ」の略称、英語の「Go」は「行け」、「Gama」は地元の言葉で「村」を意味していて、「大統領は村へ帰れ」といった意味になります。 「大統領は村へ帰れ」と名付けられたこの場所は、実は、大統領府のすぐ近くにあり、抗議デモの拠点になっています。 広場の周辺では、多い時には数百人に
なぜ統一教会・勝共連合が「右翼民族派」と連帯できたのか? 超大物の証言でわかったこと 八千矛社・犬塚博英代表 絶対に退かない原理研 「(大学闘争で)新左翼の連中と我々がぶつかり合い、どんなに激しい乱闘になり、殴られ蹴られても、絶対に退かないのが原理研(原理研究会)の連中でした。腕自慢の体育会系の空手、合気道の奴らは、信念がないからすぐに逃げる。そういう意味ではり原理研は信頼がおけて頼もしかった」 こう語るのは、右翼民族派として知られる犬塚博英・八千矛社代表である。八千矛社は戦前のクーデター未遂「神兵隊事件」に連座した中村武彦氏が立ち上げ、弟子の犬塚氏が後を継いだ。新右翼団体「一水会」を創設するなど戦後右翼運動を語るに欠かせない犬塚氏だが、その原点は50年以上前の大学紛争が激しかった頃の長崎大学学園正常化運動である。 学生といえば左翼が当たり前で、ベトナム反戦運動などで機動隊などとの衝突が繰
イスラム主義勢力タリバンが権力を掌握し、1年がたったアフガニスタン。 そもそもタリバンはどんな組織? どのようないきさつで結成され、何を目指しているのでしょうか? 東京外国語大学の講師で、アフガニスタンやパキスタンの歴史や政治にくわしい登利谷正人さんに聞きました。 (国際部記者 北井元気) そもそも「タリバン」とはどういう意味ですか? タリバンは、イスラム教の神学校「マドラサ」で学んでいた学生が中心となって結成された組織です。 マドラサで学ぶ学生はアラビア語で「タリブ」と呼ばれ、現地のパシュトゥー語の複数形が「タリバン」。 みずから名乗ったのではなく、勢力を拡大していくうちにメディアなどを通じて「タリバン」という呼び方が定着していきました。 タリバンが結成されたいきさつは? タリバンが結成されたのは1994年ですが、その背景を理解するためには歴史は冷戦までさかのぼります。 1978年にクー
ウクライナにあるヨーロッパ最大規模の原子力発電所で砲撃が相次ぐ中、ウクライナのゼレンスキー大統領は「原発に向かって撃ったり、原発から撃ったりするロシア兵は、われわれの特別な標的となっている」と述べ、ロシア軍を強くけん制しました。 ウクライナ南東部にあるヨーロッパ最大規模のザポリージャ原子力発電所では今月5日から砲撃が相次ぎ、ウクライナとロシアの双方が「相手の攻撃だ」と主張しています。 こうした中、ゼレンスキー大統領は13日「ロシア軍は、原発に隠れて近隣の町を攻撃するとともに、原発の敷地内への砲撃で挑発を繰り返している」と述べ、ロシア側を非難しました。 そのうえで「原発に向かって撃ったり、原発から撃ったりするロシア兵は、われわれの特別な標的となっている」と述べ、原発を掌握しているロシア軍を強くけん制しました。 ウクライナ情勢をめぐっては、ロシア国防省が13日、東部のドネツク州でウクライナ側の
あまり認識されていないが、化学肥料は化石燃料のエネルギーで製造されている。特に大量のエネルギーを必要とするのが窒素肥料。空気に含まれる窒素ガスをアンモニアに変換する。これには天然ガスのエネルギーを利用することが多く、アンモニアの製造だけで世界のエネルギー消費の1~2%にもなる。 ロシアが硝酸アンモニウムという重要な窒素肥料を世界の45%ものシェアを握っていたのは、豊かな天然ガス資源があったから。これがウクライナ侵攻のために手に入らなくなった。硝酸アンモニウムの半分が世界から消えた格好。 このため、化学肥料が世界的に不足している。不足しているなら作ればいい、とは簡単に言えない。空気中の窒素ガスをアンモニアに変換する設備を作るにも時間がかかるし、何より天然ガスのようなエネルギーが必要。そのエネルギーさえ手に入りにくくなっており、化学肥料の製造がままならない。 化学肥料は、天然ガス以外のエネルギ
この夏のスウェーデンでは、まるでコロナなどなかったような感じでみんな海や大型コンサートなどを楽しんだと思うのだけれど、ここ1、2週間はコロナに感染したとか、感染したようだとか、ちょっと熱っぽいだとか、そんな話をよく周りで聞くようになった。 スウェーデンではコロナの感染を確認するためのPCR検査などはとうの昔にやらなくなってしまったので、日本のように毎日すごい数の陽性感染者数が報告されているわけではないが、この木曜日の公衆衛生庁からの発表によれば、それでもここ数週間でCovid-19の感染が急速に拡大している。先週はその前週と比較して12%増の5800人の新規感染者が報告された。 この傾向は病院で手当を受けている人や緊急治療室で手当を受けている人の数の増加にも現れているが、この数字にはちょっとしたカラクリがある。スコーネの広域医療病院の感染症担当医は、今コロナに感染しておりまた病院に入院して
腫瘍内科医とは、がん患者のあらゆる問題に対応する「がん」の総合内科医です。抗がん剤や緩和療法、適切な治療のナビゲーターの役割もします。 がん放置療法とは、がん患者さんに積極的な治療をしないで、放置することです。これは、近藤誠先生が最近、ご自身の著書や色々なメディアの取材など、あちこちで主張していることのうちの一つです。近藤先生の主張は、「がんには、がんもどきと、本物のがんがある」「抗がん剤は効かない」「がん放置療法がよい」などとの主張をしています。このような表現は断定的で、わかりやすいので、一般の国民、読者にとっては、受け入れやすいのかもしれません。実際のところ、正確には、近藤先生の主張は、「すべての」ではなくて、「一部の」とすると、科学的・医学的にも正しい表現となります。「一部のがんはがんもどき」「一部の患者には、抗がん剤は効かない」「一部の患者には、がん放置療法がよい」とするとわかりや
海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの ※旧Various Topics(OCN) 2017年のブログ記事が今日読まれていました。 佐々木静子産婦人科医-医師の原点 - Various Topics 2 (goo.ne.jp) これに書いた佐々木静子先生は、富士見産婦人科事件の被害者のサポートをしていました。 とはいえ、富士見産婦人科病院事件についてはうろ覚えだったので、改めて検索してみることにしました。 富士見産婦人科病院事件 - Wikipedia 抜粋: 富士見産婦人科病院事件(ふじみさんふじんかびょういんじけん)とは、1980年に埼玉県で発覚した、乱診乱療とされた事件。 概要 埼玉県所沢市にあった富士見産婦人科病院(すでに廃院。富士見市にあった富士見産婦人科とは別)は、美容室やアスレチック室、ラウンジなどの施設を持つ一流ホテルを思わせる構えであった。
記事 岩田健太郎 2017年11月17日 14:26 医療界は反省し、総括し、そして近藤誠氏に謝罪してから、各論的に批判すべきだ。 1/2 Tweet 先日、近藤誠氏のワクチンに関する新著批判を「文藝春秋」誌に寄稿した。予想していたことだが、ボツにするという返事すらない。日本のメディアは基本的にポジションステートメントを演説するだけで、真実への肉薄には興味がない。日本の多くの領域がそうであるように。 ときに、先日ブログで近藤誠氏の過去について述べた。記憶を頼りに当時の記録を読まないままの論考だったが、某氏から「これでは」と「論争集」をお送りいただいた。そうそう、これこれ。おそらく98年くらいに米国で読んだと思う。引っ越しを重ねるうちに紛失してしまっていた。 読み直して、記憶を頼りにした前回の論考は概ね間違っていなかったと確認した。絶版本だが興味のある方はぜひ古本で買って読んでいただきたい(
まずお断りですが、私は「現在の」K氏の主張は全く賛同しておりません。また、彼の著書について、特に(ワクチンについて事実と異なる発信を行い不安を煽る)反ワクチンの姿勢については苦々しく思ってます。 でも、私が研修医のときには、確かに彼は、尊敬すべき点が多い医師でした。最初の著書も本文を読めば概ね主張は正しく、むしろ現代の医学では当たり前となったことの記載も多いです。 しかし外科至上主義の、医師と患者の関係が完全な主従関係であった時代に、彼の言説は非常識であり、強く糾弾されました。そして、慢性的かつ高度なストレスに晒される中で、踏ん張っていた気力が、ある日ぷつっと切れたように見えました。 おそらくその大きな変節の瞬間を見た人間として、記録を残さねばならないという義務感に駆られて、noteにまとめたいと思います。 更に言うと、私は彼が講師をしていた放射線治療科の教室で放射線科研修医として1年間の
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