アフリカ大陸に巨大空白地帯 欧米、イスラム過激派戦略に狂い 2023年07月30日07時05分配信 【図解】ニジェール 西アフリカのニジェールで26日に起きた大統領の拘束は、クーデターが続いた隣国のマリやブルキナファソと合わせ、欧米にとってアフリカ大陸に巨大な空白地帯を生むことになる。イスラム過激派や不法移民の問題を考える上で、旧宗主国フランスをはじめとする欧州や米国にとって難題となりそうだ。 EU「クーデター政権は認めず」 AUも強く非難―ニジェール ニジェールやマリの北部は広大なサハラ砂漠が広がる。ここに10年ほど前からイスラム系武装勢力が拠点を築いている。フランス軍を中心に掃討作戦が続けられてきたが、終わりは見えない。 武装勢力による住民虐殺が繰り返される一方、欧米の関心は過激派組織「イスラム国(IS)」残党のアフリカ流入阻止で、必ずしもアフリカ側と利害が一致するわけではない。「新し