▲新潟の角栄邸。来る人もなく、ひっそりとしている 田中角栄の実家は新潟県に今も存在する。田園風景が広がるのどかな場所だ。角栄が現役だった頃は一日五千人(隣の親戚の話)は訪れたそうだからさぞ華やかだったのだろう。しかし今は訪れる人はなく、母屋に人けはなく、ひっそりしている。 この場所から柏崎刈羽原発は目と鼻の先だ。角栄邸から原発の正門までは約7.5キロ、車で10分あまりで行けてしまう。一番近い5号機の建屋までは直線で約5キロしか離れていない。福島第一原発のような事故が起これば、風向き次第ではまったく住めなくなる距離だ。 ▲原発は住宅地のすぐそばにある。 やけに近いのには理由がある。どうも角栄が原発の誘致を自分の出世に利用したフシがみられるのだ。 1966年に田中角栄のファミリー企業「室町産業」がのちに原発となる土地を買収している。ここは日本海沿いに広がる広大な砂丘地帯であった。そしてその3年
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