はじめに 「分析関数の衝撃(前編)」に引き続き、CodeZineのミック氏の記事で記載されたSQLを、分析関数を使って記述していきます。対象読者SQLの可読性を向上させたい方SQLのパフォーマンスを向上させたい方 この記事では、「自己結合の使い方」と、「相関サブクエリで行と行を比較する」に記載されているSQLを分析関数を使って記述していきますので、先に読まれた方が理解がしやすいと思います。必要な環境 本稿で扱うSQLは、Oracle 10.2.0.1.0で動作確認しました。ソースコードはDB2 V9.1でも動作確認しました。その他、Oracle9i以降DB2SQL Server 2005 でも応用できます。1. 部分的に不一致なキーの検索 まずは部分的に不一致なキーを検索するSQLについてです。「自己結合の使い方」では、以下の自己非等値結合を使うSQLが提示されています。 SELECT