ローマには、昔ながらの小さな専門店が沢山残っています。 魚屋さん、八百屋さん、駄菓子屋さん、タバコ屋さん、お花屋さん、靴屋さん、洋服屋さん、電気屋さん、などなど。 日本では、「スーパー」とか、「コンビニ」とか、一店舗で食料品から雑貨・洋服まで何でも揃う便利な店が沢山ありますが、ローマではあまり見かけません。 スーパーがあっても食料品限定ですし、コンビニなんか見たこともありません。 私の知る限り、ローマに限らず、イギリスやフランスでも似たようなもので、古い町並みを残すために大型の店舗を開発するのが難しいためか、はたまた、強力な中小企業の保護法制があるのか、理由はよく分からないものの、昔ながらの専門店に活気があります。 日本も昭和50年代くらいまでは、小さな専門店が軒を並べる「商店街」に活気があったように思いますが、昭和60年代以降、大型スーパー・ショッピングセンターの乱立とコンビニの隆盛の間