筆者が新聞記者だった2000年、福島県内版の正月企画で、終末期医療を通して生を見つめる連載を担当した。その際に、東京都の桜町病院ホスピスを訪ね、福島県出身の緩和ケア医・山崎章郎さんにインタビュー。以来、様々な機会に取材し、各地の学会等でお会いすることもあった。 山崎さんは2005年、東京都小平市で、訪問看護ステーション・デイサービスや賃貸住宅を備えた、人生の最期まで支えるコミュニティ「ケアタウン小平」を仲間と始め、地域の在宅医療に当たっている。 筆者はその後、高齢出産して子育てと仕事との両立に向き合い、終末期の取材から遠ざかっていた。だがコロナ禍に、様々な立場の人が孤立や辛さに直面し、死生観や看取りも変わったと感じている。2021年末には父を亡くし、人生のしまい方がより身近になった。 2022年の初夏、ケアタウン小平で続く親子イベントに参加して取材した際、山崎さんが大腸がんになってステージ
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