・何故語学学習などやるのかと問えば様々な返答が予想されるが、ノンネイティブが日本に留まる場合においては、結局は「日本語で読めぬものがあるから」というのがほとんどであろう。ここで重要なのは、聖書学をやっている者などは例外として、「原文を読めないと安心して古典が読めないではないか」などと言わぬことだ。私なら端的に、「翻訳を待つコストがあまりにも大きいから」「世の中重要な文献の多くは翻訳されないから」と答える。訓詁学者でもない限り無用な原語至上主義に陥らず、そこらへんはプラグマティックに考えるべきだ。 ・そのような前提において、「何を学ぶか」という疑問に対して答えは明らかである。英語一点突破が明らかに効率がよい。それも、巷間言われるような意見とは逆行するが、圧倒的な読解力をまずは身につけるべきだと私は考えている。 ・第二、第三外国語の学習においては、「フランスに留学する予定がある」などといった急