日本産業デザイン振興会は10月3日、「2005年度グッドデザイン賞」の受賞結果を発表した。今年度は、開始以来最多となる3010件/1303社が応募。工業デザイナーの喜多俊之氏を委員長とする審査委員会が6月から8月にかけて審査を行い、1158件が「グッドデザイン賞」を受賞した。 挨拶に立った喜多委員長は「今回は突出したものはなかったものの、全体的にレベルが高く、審査も白熱した。応募総数に対して38.5%という数字は例年よりも厳しい」と総括する。「グッドデザイン賞は、“従来にないもの”“質の高いもの”“オリジナル”でなければ選出されることはないが、そういう意味でも今年度は見るところが多かったと思う」。 9月に行われた特別賞審査では、「エコロジーデザイン賞」「ユニバーサルデザイン賞」「インタラクションデザイン賞」などの特別賞と、初の試みとなる「ベスト15」を選出した。ベスト15は、「日本から世界