陸軍中野学校指導下の沖縄秘密戦からコロナ騒動まで。批判的思考を奪う行為に対しては、日ごろから立ち向かうこと! 第二次世界大戦末期、沖縄北部では住民を巻き込んだ秘密戦が展開されていた。 山中でゲリラとして米軍と戦ったのは「護郷隊」という少年兵たち。 彼らに秘密戦の技術を教えたのは陸軍中野学校出身の青年将校たちだった。 住民虐殺、スパイリスト、陰惨な裏の戦争は、なぜ起きたのか? これまで被害の側面が強調されていた沖縄戦史。その最暗部に光を当て、加害と被害がまじりあう実態を直視したのが三上智恵氏(ジャーナリスト、映画監督)の映画「沖縄スパイ戦史」(共同監督:大矢英代)であり、映画に収まらなかった膨大な証言と追跡取材を一冊にまとめたのがこの度刊行された 集英社新書『証言 沖縄スパイ戦史』だ。 破局的な失敗の本質とは何だったのか? それを避けるにはどうしたらいいのか? 現在新型コロナ・ウイルス騒動に