調査会社エクスペリアンのまとめによると、米国の2022年1〜9月の軽量車(乗用車とライトトラック)登録台数は前年同期に比べ減っているが、電気自動車(EV)に限ると大幅に増えている。登録台数に占めるEVの割合も5.6%と、前年同期の3.1%から上がっている。 テスラが引き続き米国のEV市場を支配しており、同期のEV登録台数の65.4%を占めた。ただ、シェアは前々年同期の79.4%、前年同期の68.2%から下がってきている。 テスラはEV市場の拡大を背景に販売台数自体は引き続き大きく伸ばしているが、心配の種もある。 テスラの2022年7〜9月の納車台数は約34万3000台で、市場予想の35万8000台に届かなかった。完成車の輸送をめぐる環境が非常に厳しかったためと同社は説明している。おそらくその通りなのだろう。 だが、来年にかけては別の逆風にさらされるかもしれない。イーロン・マスク最高経営責任