ジョー・バイデン米政権は極秘裏に、ジョン・ソーントン氏を中国へ派遣し、北京に長期間滞在させて王岐山国家副主席や、劉鶴副首相と面談させていたとされる。 ソーントン氏は「第2のキッシンジャー」と言われる。ウォール街出身で、清華大学で教鞭(きょうべん)も執ったほどの中国通で、ゴールドマン・サックスの共同会長でもあった。 そのうえ、ソーントン氏はファンド経営者であり、外交はともかく経済的には「米中の結び付きの維持拡大路線」の実践者である。ハト派のシンクタンク「ブルッキングス研究所」には、「ソーントン・チャイナ・センター」がある。 バイデン政権は、この人物を「密使」として頼りにし、秘密交渉を担当させているという。米経済界は、ウォール街も、巨大IT「GAFA」も、中国とのビジネスを重要課題としている。 しかし、米国の世論、議会は「中国批判」が喧(やかま)しい。 議会多数派は、中国当局によるウイグルでの
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