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ブックマーク / hr-inoue.net (1)

  • 雑科学ノート - 粘弾性の話 -

    「粘性」という言葉はご存知でしょう。微粒子分散系の話でも少し触れましたが、これは、液体などが流れている時に流れの速さが違っている部分があると、それを均一にならそうとする性質です。定義はそうですが、日常的には、液体に棒を突っ込んでかき回した時に感じる抵抗であり、液を垂らした時の流れにくさであるわけです。一方、「弾性」というと、まず思い浮かべるのはバネやゴムでしょう。力をかけて変形させた時に、それに逆らって元に戻ろうとする力が発生する性質です。それでは「粘弾性」は・・・。文字通り、「粘性」と「弾性」の両方を併せ持つ性質、ということになります。とは言っても、「粘性」の方は「流れ」に関する性質ですから、「流れない」固体には関係ありませんし、「弾性」の方は、「変形」に関係する性質ですから、「形」を持たない気体や液体には関係ないはずです。これらを「併せ持つ」とはどういうことでしょうか? 実は、ほとんど

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