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本に関するphaのブックマーク (37)

  • 面白かった本2021 - phaの日記

    毎年書いている、今年読んで面白かったのまとめです。 今年はブックガイド人生の土台となる読書』を出したので、その関連の読書が多かったかも。マンガは『このマンガがすごい!2022』でも審査員として選んでいるので、そちらもよかったら見てみてください。 では行きます。 をのひなお『明日、私は誰かのカノジョ』 星来『ガチ恋粘着獣 ~ネット配信者の彼女になりたくて~』 増村十七『バクちゃん』 ネルノダイスキ『いえめぐり』 上野千鶴子・鈴木涼美『往復書簡 限界から始まる』 荻原魚雷『中年の棚』 TVOD『ポスト・サブカル焼け跡派』 植一子『ある日突然、目が覚めて』 最果タヒ『パパララレレルル』 三田三郎『鬼と踊る』 佐藤文香『菊は雪』 松村圭一郎他『働くことの人類学【活字版】』 ユヴァル・ノア・ハラリ『ホモ・デウス』 江永泉、木澤佐登志、 ひでシス、役所暁『闇の自己啓発』 劉慈欣『三体』三部作

    面白かった本2021 - phaの日記
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    pha 2021/12/26
    今年もまとめました。今年は特に面白い本が多かったように思う。みなさんの今年面白かった本も教えてください。
  • 「平坦な戦場でぼくらが生き延びること」は2018年にも切実な問いか。~『リバーズエッジ』について~ - 葱と鴨。

    岡崎京子の話を2018年にするのは難しいなと思う。 『リバーズエッジ』の連載がはじまったのは1993年で、つまり阪神大震災も地下鉄サリン事件も起こっていない、インターネットもない時代だ。 その時代に岡崎京子が描いた高校生たちにとって、最大の関心は「退屈」だった。 それっぽく言えば「終わりなき日常」に波風を立てたフリをして、味気ない現実になんとか飽きないようにしなきゃ、この世界にもう飽きてしまった自分から目を背けなきゃ、というのが彼女たちの切実な願いだった。 UFOでも呼ばなきゃやってられなかった 見開き一杯の「平坦な戦場で戦場でぼくらが生き延びること」という詩が有名だけど( 今ここで, 「平坦な戦場で僕らが生き延びること」で有名なWilliam Gibson "THE BELOVED...)、それと同じくらい、次の台詞も印象的だ。 「UFO呼んでみようよ、もう1回やってみようよ」 もちろん

    「平坦な戦場でぼくらが生き延びること」は2018年にも切実な問いか。~『リバーズエッジ』について~ - 葱と鴨。
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    pha 2019/05/17
  • 先崎学『棋士・先崎学の青春ギャンブル回想録』 - phaの日記

    棋士・先崎学の青春ギャンブル回想録 作者: 先崎学出版社/メーカー: 白夜書房発売日: 2011/10/25メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る なんかなんもやる気しないときでも図書館とかに行っては読んでるので、の紹介をちょくちょく書くようにしてみようかと思う。アフィリエイトで若干の生活費の足しになるかもしれないし(一応アフィリエイトの仕組みを書いておくとここに貼ってるAmazonのリンクをクリックした人がその後24時間以内に何かをAmazonで買い物をすると3%くらいが僕に入ります。紹介している商品以外のものを買っても有効です。もし気が向いたらお買い物ください)。 棋士の先崎学八段のことは最初は「3月のライオン」の監修者として知って、そのあとにニコ生で将棋の対局の解説をしてるのを見て「この高木ブーみたいなおっちゃん面白

    先崎学『棋士・先崎学の青春ギャンブル回想録』 - phaの日記
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    pha 2013/07/28
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  • 『【C83サークルペーパー】2012年・今年のベスト/ワースト』

    後藤和智事務所OffLine サークルブログ(旧)同人サークル「後藤和智事務所OffLine」のサークルブログは下記に移転しました。>http://kazugoto.hatenablog.com/ 著者サイトはこちら:http://www45.atwiki.jp/kazugoto/ Twitter:@kazugoto 「コミックマーケット88」1日目東「D」25a。 ※「コミックマーケット83」(2012年12月31日・東京ビッグサイト)で配布したサークルペーパーです。 10回目のコミケとなります、後藤和智です。コミケの初参加が2007年の冬コミ(C73)で、あれから同人活動をやってちょうど5年になるのだと考えると感慨深いです。来年は私が『ケータイを持ったサル』で若者論オタクに目覚めて10年になりますね。最近また若者バッシングの勢いが強まってきたのと同時に、星海社新書やディスカヴァー21の

    pha
    pha 2013/01/07
  • 2012年に読んだ本 - ファジー・グルーヴ

    読書は今年から格的にしようかなと思ったものの、入学直後やバイトやらであまりできてませんでした。 6月以降は読書メーターで管理していましたが、それ以前は曖昧……というか見落としていても量的にはそんなには変わらないです多分。 教科書、金子邦彦『カオスの紡ぐ夢の中で』のように学術書的なの、レーモン・クノー『文体練習』のように少しハズしてるのは除外。 「*」が付いているものはまだ読み途中。読書メーターとかに書いてるので感想は無し。 2012年ベスト… ミシェル・ウエルベック『素粒子』(野崎歓訳) 素粒子 (ちくま文庫) 作者: ミシェルウエルベック,Michel Houellebecq,野崎歓出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/01/01メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 187回この商品を含むブログ (98件) を見る ★★★★★…折に触れて読み返したい カート・ヴォネガット

    2012年に読んだ本 - ファジー・グルーヴ
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    pha 2013/01/01
  • 今年読んだ本全部なんて覚えてないけど、だとしたら覚えてる本にはそれなりの意味があるんじゃないか - インターネットもぐもぐ

    中高の数年は読んだをすべてメモっていたんだけど、怠りはじめて随分がたつ。毎年年末に今年読んだものを思い出そうとするけど数冊しか思い出せない。がっかりだよ、自分の記憶力に。 …なんだけど、要するに思い出せるってことはそれなりに実があったからじゃないの?っていう発想をすることにした。頭の片隅にひっかかっているってことは、きっと読んだあととか読みながら人に話したりTwitterやFacebookに書き散らしてたんじゃないかな。なんか言いたかったんじゃないかな。それ以上の意味は…あるかもしれないしないかもしれない。 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」 ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 作者: ジョナサン・サフラン・フォア,近藤 隆文出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2011/07/26メディア: ハードカバー購入: 5人 クリック: 315回この商品を含むブログ (70件

    今年読んだ本全部なんて覚えてないけど、だとしたら覚えてる本にはそれなりの意味があるんじゃないか - インターネットもぐもぐ
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    pha 2012/12/31
  • 大石哲之のノマド日記: 大石哲之が選ぶ今年のベスト10読書

    2012年12月30日 大石哲之が選ぶ今年のベスト10読書 2012年も最後となりました。 そこで、締めくくりとして、2012年度に読んだのベスト10を書いてみますね。 ビジネス書、フィクション、ノンフィクション、全部あわせての総合ランクです。 なお、2012年発刊ということではなく、2012年に僕が読んだ、というククリにしています。 その理由は後述。タイトルも、今年のベストではなく、今年のベスト読書、ということにさせていただきます。 ■1位 ありえない効果 禁酒セラピー [セラピーシリーズ] (LONGSELLER MOOK FOR PLEASURE R) posted with amazlet at 12.12.30 アレン・カー ロングセラーズ 売り上げランキング: 6,528 Amazon.co.jp で詳細を見る これはやばかったです。 飲酒グセがぬけず

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    pha 2012/12/30
  • 『琥珀色の戯言』 BOOK OF THE YEAR 2012 - 琥珀色の戯言

    今年も残り少なくなりました。 恒例の「今年僕が面白いと思ったベスト10」です。 いちおう「ベスト10」ということで順位はつけていますが、ジャンルもまちまちですし、どれも「当に多くの人に読んでみていただきたい」です。 2012年に発売されたものではないも含まれていますが、「このブログで2012年に紹介したのなかで」ということで。 (ちなみに、このブログで2012年中(12/26まで)に感想を書いたは、241冊。ちなみに去年は155冊、一昨年は146冊だったので、かなり増えました。 読書量が増えた、というよりは、このブログにの感想中心に書くようになったためだと思われます。 いままでずっと1年の半分以下だったので、実際に数えてみて、けっこう驚きました。 今年は、ちょっと短めにまとめてみました(毎年「このエントリ長すぎ!」って言われるので) まず、10位から6位まで。 <第10位>僕

    『琥珀色の戯言』 BOOK OF THE YEAR 2012 - 琥珀色の戯言
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    pha 2012/12/30
  • 2012年の○冊(政治思想分野)

    例年,形だけでも「~年の三冊」を書いて新年を迎えているのですが,今年は例年以上にを読んでいないので(毎年そんなことを言っているような気もしますが),砂原先生を真似て,政治思想史・政治理論分野での収穫を振り返るという仕方にしたいと思います. もっとも,研究動向の中に位置付けたコメントをするような力量はないので,今年刊行された主な政治学文献のリストを眺めながら,目についたトピックだけさらって書きたいと思います.時系列でもありません. 齋藤純一/田村哲樹 (編) 『アクセス デモクラシー論』日評論社(新アクセス・シリーズ). 篠原一 (編) 『討議デモクラシーの挑戦――ミニ・パブリックスが拓く新しい政治』岩波書店. 自分の専門に近いところから行くと,デモクラシー論についての重要な共著テキスト/論文集が年頭に出ています.前者は思想史から理論,地方政治から国際政治まで幅広い領域での学術的議論を見

    2012年の○冊(政治思想分野)
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    pha 2012/12/30
  • 今年読んだベスト本 2012 - 本読みのスキャット!

    なんだか毎年思うんだけど、前置きとしてのこの文章は一体何を書けばいいのやらほんとに迷っちゃうんだよね。 正直な話、皆にシェアしなくちゃと思うほどものは読んでいないと思うし、「今年は何百冊読みました、特に痺れた十何冊をご紹介」的なよくある言い回しにより自分で自分のハードルを上げることもしたいとも思わない。だから前置きみたいに改めて語ることは特にないのです。 しかし、この自己満足ともいえるエントリーは自分自身の備忘録的に考えると必要だと思うので、そこは粛々と書き進めていきたいと思う。やっぱり数年後とかに「あ〜、あの頃こんなの読んでたんだなぁ」なんて感慨に耽りたいわけですよ、はい。 以下、これまでのベスト。 今年読んだベスト 2011 今年読んだベスト 2010 今年読んだベスト 2009 そんなわけで、今年もとりあえず10作品ほど選んでみたのでどうぞよろしく。 ちなみに、今年読んだ

    今年読んだベスト本 2012 - 本読みのスキャット!
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    pha 2012/12/30
  • 2012年後半の純文学系小説〜「一人称と三人称」問題について - おまえにハートブレイク☆オーバードライブ

    2009年の『週刊読書人』以来3年ぶりに、『文學界』「新人小説月評」で文芸時評みたいなことをやったので(2012年7月号〜12月号)、気がついたことのメモなどを。半年程度なので俯瞰的な傾向もへったくれもないのですけれど、複数の作家が、同じような手法を採用しているのが目についたのでその件について。一言でいうと、それは、人称あるいは視点の問題である。一人称と三人称の交換可能性を追求した作品、あるいは一人称と三人称は交換可能であるという前提で書かれた作品、もしくは一人称を三人称のごとく客体化する作品、はたまた一人称が分裂したりする作品という感じだろうか。少なくとも3年前の09年には、こうした試みはほとんど見られなかったから、ここ数年で開発・採用が進んできた技法であるといってよいと思う。作品にそって具体的に見てみよう。顕著なのは、山下澄人「トゥンブクトゥ」(『文學界』12月号)と滝口悠生「わたしの

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    pha 2012/12/30
  • 個人的「2012年の本ベスト5」を選んでみた - Kentaro Kuribayashi's blog

    さて、ベスト5を選定しようかと思うも、昨年の半ばにKindleを購入し、また、今年は転居を控えて書籍をあまり購入・読了できなかったので、あんまりないかなーと思うも、まあそれなりに読んでいないわけではないのだし、中には大変感銘を覚えたものもあったので、予定通りざっくりとベスト5を挙げてみたいと思います(booklogで書いたベスト3)。 1 渡邊幹雄『リチャード・ローティ - ポストモダンの魔術師』 リチャード・ローティ=ポストモダンの魔術師 (講談社学術文庫) 作者: 渡辺幹雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/09/11メディア: 文庫 クリック: 18回この商品を含むブログ (7件) を見る このの原著は1999年に刊行されたものなのですが、今年になってようやく講談社学術文庫より文庫化され、僕自身それで読んだので、ランキング入り。というか、1位。 リチャード・ローティは、2

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    pha 2012/12/30
  • 2012年 HONZ 今年の1冊 - HONZ

    各レビュアーが選ぶ今年の一冊。やっと出揃いました。 今年も見事なまでにバラバラです。 なるほど、頷くものも多々ある一方、栗下直也とか意味分かんないですし(怒)、最後に登場する成毛眞など、相変わらずあまりに自由すぎて呆然とするほかないです。 でもそれもHONZならではの多様性、ということでお許しを。レビュアーが増えたぶん、ちょっと長いですが、ぜひとも最後までお読みください。あなたが読むべき1冊は、このなかから見つかります! たぶん……。 東えりか 今年「もっとも私が非情になった」1冊 村井理子という翻訳家を知ったのは、もうずいぶん前のことになる。時のアメリカ大統領はジョージ・ブッシュだった。この人は妄言失言甚だしく、村井さんはそれをいちいち取り上げてブログに乗せていた。後年それは『ブッシュ妄言録』として出版される。ネット上で友人となり、その後もユニークなを翻訳し続ける村井さんが、奇妙奇天烈

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    pha 2012/12/30
  • 死に関する本5冊 - phaの日記

    モダンファートというサイトで死生観について語ったインタビューが公開されているのですが、 ・modern fart | 「何歳まで生きますか?」phaさんに聞く【前編】 ・modern fart | 「何歳まで生きますか?」phaさんに聞く【後編】 その中でも「人間臨終図巻」について言及しているように昔から死に関するを読むのが好きだったので、この機会に好きなを紹介してみようと思います。 カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」 わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) 作者: カズオ・イシグロ,土屋政雄出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/08/22メディア: 文庫購入: 32人 クリック: 197回この商品を含むブログ (310件) を見る 抑制の効いた繊細な筆致で、ある学園で暮らす少年少女の日常風景や些細な出来事、恋愛をしたり友達と仲違いをしたり将来に夢を持ったりという、感

    死に関する本5冊 - phaの日記
    pha
    pha 2012/09/30
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  • だめ連は何をめざすか 鵜飼哲+小倉虫太郎+神長恒一+ペペ長谷川 - garage-sale

    なぜ「だめ」なのか 鵜飼 70年代僕は京都にいたんだけど、今90年代になってだめ連の機関誌『にんげんかいほう』を見ていると、当時感じていたよりも東京と関西の違いがなくなっている気がする。だめ連的なものは70年代わりとあったよね。「しなやかな心と体」とか。でもその旗を背負うこと自体がけっこう力がいった。そこに違いがあって、今だめ連で言う「脱力」という方法が、これが新しい生き方だというのじゃなくて、これしかないという感じで今でているんじゃないだろうか。それが小倉さんがいうように、ドゥルーズのいう「消尽」という言葉とシンクロするような感じで。でもそれはたとえば70年代の高田渡の音楽なんかに感じるような、こんなに脱力していいのだろうかという雰囲気には通じるような気もするし。 それから、社会のしがらみみたいなのからどう脱けられるか。当時はドロップアウトと自己否定の区別がなく、だめな人間が集まってくる

    pha
    pha 2012/09/20
  • 時を忘れる小説

    大きな現実の前では、文学はつくづく無力だな。 そも文学は人と人との間学(あいだがく)なのだから、人を超える圧倒的な事物には、術がない。しかし、言葉が人に対して影響をもつものなら、それがいかに微かであろうとも、その力を信じる。わたしは、物語の力を、信じる。 このエントリでは、時を忘れる夢中小説、徹夜小説を選んでみた。計画停電でテレビや電車が動かないとき、開いてみるといいかも。amazonからは書影のみお借りして、リンクはしていない。自分の書棚か、営業してる屋を巡ろう。文庫で、手に入り安そうなもので、かつ面白さ鉄板モノばかり選んだ。いま手に入りにくいのであれば、手に取れるようになったときの「おたのしみリスト」として期待してくださいませ。 ■大聖堂(ケン・フォレット、ソフトバンククリエイティブ) 十二世紀のイングランドを舞台に、幾多の人々の波瀾万丈の物語……とamazon評でまとめきれないぐら

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    pha
    pha 2011/03/20
  • 暗黙知の次元 - 情報考学 Passion For The Future

    ・暗黙知の次元 ハイパーテキスト形式知の時代だからこそ読み返す意義がある、かなと思って再読。 言葉にできない知=暗黙知について書かれた古典。 「暗黙的認識をことごとく排除して、すべての知識を形式化しようとしても、そんな試みは自滅するしかないことを、私は証明できると思う。というのも、ある包括的存在、たとえばカエルを構成する諸関係を形式化するためには、まずそのカエルが、暗黙知によって非形式的に特定されていなければならないからだ。実際、そのカエルについて数学的に論じた場合、その数学理論の「意味」は、相も変わらず暗黙的に認識され続けるカエルと、この数学理論との、持続的な関係の中にあるのだ。」 ある理論が認識されるのは、それが内面化されて自在に活用されるようになってからだ、という。この考え方は、意識に上る0.5秒前に脳は準備をしているという、脳科学者ベンジャミン・リベットの意識の遅延論と符合するもの

  • [書評]今こそアーレントを読み直す(仲正昌樹): 極東ブログ

    書「今こそアーレントを読み直す(仲正昌樹)」(参照)のテーマとなるハンナ・アーレント(Hannah Arendt)は、1906年ドイツ生まれのユダヤ人政治哲学者だ。名前からわかるように女性で、若いころは彼女の先生だった哲学者ハイデガーと濃い師弟関係もあった。後年ナチス政権を逃れ、フランスを経て1941年に米国に亡命した。その後米国で英語での主要著作をなし、1975年、期待される大著執筆の途中、68歳で没した。 彼女の思索が注目されたのは、その経歴の刻印にも関係するが、ナチスという政治体制を筆頭に、20世紀の全体主義体制をどのように考えたらよいかという課題に、独自の議論を展開したことによる。その独自性の意味合いと、彼女の最終的な思想の帰結について、書「今こそアーレントを読み直す(仲正昌樹)」は、新書として軽い文体で書かれているものの、明確に描き出していて読み応えがあった。私はアーレントの

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    pha 2009/10/31
  • 何故私は狂った猿のように1000万円分の書籍を切り刻んだのか - やねうらお−ノーゲーム・ノーライフ

    id:yaneurao:20091001でFUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500を買って書籍を裁断してスキャンした話を書いた。 「もうどうせ残りのは売ってもたいしたお金にもならないし」と書いたが、取り込んだ書籍の数は3,000冊強。総スキャンページ数、262,845枚。消耗品のパッド交換4回。ローラー交換2回。1冊の平均価格は3,000円程度。全体でおおよそ1,000万円。今回は、気がついたらこれだけのを切り刻んでいた。id:yaneurao:20060131の棚に換算すると14個分である。 たぶんアマゾンで売れば、その1/3ぐらいのお金にはなっていただろうから、ちょっともったいない気もする。私も当初はそこまでを徹底的に切り刻む気はなかったのであまり気にもかけてなかった。 そこで、どうしてこんなことになったのか、つらつら考えてみた。 ■ 切り刻まずに取り込ん

    何故私は狂った猿のように1000万円分の書籍を切り刻んだのか - やねうらお−ノーゲーム・ノーライフ
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    pha 2009/10/09
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 【どくいり】骨餓身峠死人葛【きけん】

    (このエントリにはエログロな描写がありますよ。それから、下品ですよ) 久しぶりに猛毒にあたった!「これはひどい」と「これはすごい」の両方の賛辞を贈る。それから、この短編のせいで女陰を直視できなくなった。この強迫観念は、既視感覚を伴いながらトラウマ化しつつある。おそろしい、おそろしい。 お題は「ほねがみとうげほとけかずら」と読む。屍体に寄生して養分を吸い取る葛(かずら)の話だ。わずか30分で読めてしまう短い小説にもかかわらず、これは、一生涯忘れることができない。忘れたい、記憶から消し去りたい ―― めずらしく読んだことを激しく後悔する毒書になった。 なまぐさい臭いが漂ってくる。文体と描写と(脳にうかぶ)ビジュアル映像が濃密に絡み合っていて、呼吸を忘れて読みふける。血しぶくシーンや、兄妹の近親相姦だけがなまぐさいのではない。男を求めて濡れて白くひかっている女陰の臭いがハッキリと嗅ぎ取れるんだ。

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    pha 2009/10/06
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