爪切男が恋愛体験をせきららに綴った私小説『死にたい夜にかぎって』(扶桑社刊)。一度読んだらもう病みつき、なぜか女性ファンも急増中という同小説が、人気俳優・賀来賢人主演で連ドラ化された。失礼ながら似ても似つかぬ真逆の風貌、ところが回を重ねるごとに、賀来がどんどん“爪化”していくから、まぁ不思議。これは賀来の演技力が凄いのか、それとも爪の原作力が凄いのか。 何はともあれ、じわじわとブームの兆しが見える中、『よみタイ』で連載中のスクールエッセイ『クラスメイトの女子、全員好きでした』も好評の爪を丸裸にすべく、彼を担当する二人の編集者、『週刊SPA!』の高石智一氏と『よみタイ』の宮崎幸二氏に呼びかけ、三者による鼎談を実施した。さてさて、どんな話が飛び出すのか? ――爪さん渾身の一作『死にたい夜にかぎって』が連続テレビドラマ化され、しかも主人公・小野浩史役を賀来賢人さん、恋人役の橋本アスカ役を山本舞香
