ディジタル著作権 作者: 名和小太郎出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2004/03/16メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (34件) を見る 著作権といえば、反射的に著作権法を想起し、その法解釈に終始するような本を思い浮かべるかもしれない。しかし、名和小太郎「ディジタル著作権」はそうした書籍とは明らかに一線を画す。そもそも著作権とは何なのかという根源的な質問の前に、執拗さを感じるほど、多面的に、つまり歴史・文化・政治・経済・技術のあらゆる切り口から、著作権について語り尽くしているすさまじい本である。 この本の真骨頂は、最終章「二重標準の時代へ」である。名和氏は、著作者を次の3種類に分類してみせる。 (1) 伝統的著作者(標準的著作権) (2) 財産権指向型著作者(強い著作権) (3) 人格権指向型著作者(弱い著作権) (p.243) (1) は作家や映画会社
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