神奈川県内を走行中の東海道新幹線で6月、乗客3人がナタで殺傷された事件で、殺人容疑などで逮捕された無職小島一朗容疑者(22)について、横浜地検小田原支部は19日、殺人と殺人未遂などの罪で横浜地裁小田原支部に起訴した。 起訴状によると、小島容疑者は6月9日、新横浜―小田原駅間を走行中の新幹線の車内で、26歳と27歳の女性の頭部や肩を切りつけて殺害しようとし、それぞれ全治7か月と17日のけがを負わせ、制止に入った会社員の梅田耕太郎さん(当時38歳)(兵庫県尼崎市)の首や太ももを切りつけ、失血死させたとされる。 同支部は小島容疑者の当時の精神状態を調べるため7月13日から11月13日まで鑑定留置を実施し、責任能力があると判断した。