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2019年7月31日のブックマーク (2件)

  • 『天気の子』大ヒットスタート 万人向けだった『君の名は。』とは違う、その魅力とは?

    先週末に公開されたばかりの『天気の子』の初動の好成績は、『君の名は。』を最も熱く支持してきた観客の中心層である10代20代の観客が劇場に押し寄せた結果だろう。自分が公開5日目の今週火曜日に都内近郊のシネコンで作品を観た際も、夏休みのお昼どきということもあって、館内は10代の若者たちで溢れかえっていた(特に男子中学生、男子高校生が多かった)。夏休みの終わりに公開された『君の名は。』はその後すぐに新学期を迎え、そこから口コミでまずは若者層、そして全世代に広がっていって、公開から2か月が過ぎた後にも前週比を更新するといった驚異的なロングランとなっていったわけだが、今回の『天気の子』に同じような広がりを期待することは、この後にまだ何も夏休み向けの強力作品の公開が控えている時期的にも、作品の内容的にも、お門違いと言える。 興収250億円を超える歴史的なヒット作を世に送り出してしまった後、クリエイタ

    『天気の子』大ヒットスタート 万人向けだった『君の名は。』とは違う、その魅力とは?
  • 絶好調続く『天気の子』 もはや避けることができない宮崎駿との比較

    ある時期以降の宮崎駿作品がそうであるように、あるいは『天気の子』の劇中でも直接的、間接的に参照されている村上春樹(同じく海外でもその作品が広く支持されている)の小説がそうであるように、国民的コンテンツとなった作品に対する風当たりはいつの時代も強い。『天気の子』に関しても、(マスコミ試写が行われずに)公開されてから2週間が過ぎようとしている現在、批評家や新海誠ファンや一般的な映画ファンといった各方面からの賛否の評や意見が寄せられている。その中でも多くの人が指摘しているのは(そして新海誠監督自身も認めているのは)、『天気の子』は、『君の名は。』に寄せられた世間の声に対する「リアクション」という側面が大きい作品であることだ。世評に敏感であるということは、新海誠という作家及びその作品の長所の一つであり、これまでの日のトップ・クリエイターにはあまり見られなかった特質かもしれない。そうした「ファンダ

    絶好調続く『天気の子』 もはや避けることができない宮崎駿との比較