ワシントン(CNN) 米上院で20日、銃規制強化を盛り込んだ4法案の採決が行われ、いずれも否決された。米国では過去に何度もこうした法案が提出され、そのたびに不成立に終わってきた。 今回の4法案は、フロリダ州オーランドで起きた米史上最悪の銃乱射事件を受け、民主、共和両党の議員がそれぞれ提出。前歴チェックの強化やテロ容疑者による武器入手阻止策を盛り込んでいた。 しかし大統領選を控えた政局や、各党が打ち出した対策の実効性を巡る論争に阻まれて超党派の支持は得られず、いずれも法案通過に必要な60票を獲得するには至らなかった。 共和党中道派の議員が21日にも提出し、採決が行われる見通しの5本目の法案も、ある程度の期待は高まっているものの通過する公算は低い。 CNNとORCが実施した最新世論調査では、支持政党を問わず米国民の大多数が、テロ監視対象者による銃の購入を阻止する対策に支持を表明していた。
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