東海道新幹線の初代「のぞみ」として登場した300系。 そのシャープで個性的なデザインは、鉄道ファンの間で「鉄仮面」と呼ばれて親しまれました。 運転を開始してから、すでに20年がたちます。 時の流れとともに、3月、レール上から姿を消すことになりました。 売り切れまで僅か1分 足早にJR名古屋駅の窓口を訪れる人たち。 東海道新幹線で300系を使って最後に運転される列車の指定席の切符の発売を待っていました。 中には、発売の4時間前から並んだという男性もいます。 全国の窓口やインターネットで、16日午前10時、一斉に売り出された切符は、僅か1分ほどですべて売り切れたということです。 切符を買った20歳の大学生は、「自分と年が同じ300系の最後の列車に乗りたくて、きょうは朝6時ごろから並びました。購入できて感無量です」と笑顔を見せました。 “初代のぞみ”=300系 300系の車両が登場