タグ

ブックマーク / mizchi.hatenablog.com (47)

  • SPA が、ウェブ開発のベストプラクティスになる時代 - mizchi's blog

    最近のフロントエンドに関するお気持ち。正直まとまってはない。 最近、こんな感じのツイートや記事が増えた。 web 技術をキャリアの中心にしない シングルページアプリケーション (以下SPA) の台頭により、私の観測範囲ではモダンな Web サイトは SPA で作られるようになった。サーバーサイドは JSON を返す API サーバーとなり、DB やバックエンドシステムのプロキシのような存在になりつつある。 私はサーバーサイドエンジニアとしてキャリアを積んできた。SPA が流行りだした頃、いずれサーバーサイドエンジニアは不要になって自分のキャリアを考え直さなくてはいけない時期がくるのではないかと戦々恐々としていた。 自分も元々、SPA を他サイトとの「差別化技術」と定義していた。ブラウザのタブページのライフサイクルにおいて、初期化プロセスを一回にまとめてシームレスな遷移を実現する技術。たとえ

    SPA が、ウェブ開発のベストプラクティスになる時代 - mizchi's blog
  • Edge Worker PaaS の fly.io が面白い - mizchi's blog

    なかなかよいおもちゃを見つけたので、紹介します。 fly.io fly.io は CDN Edge Worker で JavaScript に特化した PaaS です。既存のサービスで近いものだと CloudFlare Workers もしくは Lambda@Edge でしょうか。 アカウント登録をして、次のようなコマンドを叩くとエッジで動くアプリケーションを作成することができます。 npm install -g @fly/fly fly login # mkdir my-flyio; cd my-flyio fly new 最小コードはこんな感じ。CloudFlare Workers と同じような ServiceWorker 風と、Google Cloud Function 風の 2 つのパターンでワーカーを定義できます。 // index.js addEventListener('fe

    Edge Worker PaaS の fly.io が面白い - mizchi's blog
  • 実践: React Hooks - mizchi's blog

    hooks が発表されてから趣味でも現場でもずっと hooks を使っています。おかげでだいぶこなれてきて、だいたいなんのライフサイクルでも表現できるようになってきました。 最初は単に useState が state を、 useEffect が componentDidMount/componentDidUpdate を置き換えるもの、と説明を済ますつもりでしたが、 useEffect についてはライフサイクルのモデルがぜんぜん違うので、別の説明をする必要があるように感じていました。 で、その結果 React Hooks を理解するには、関数のメモ化を理解するのが最も簡単だと思ったので、その説明をしつつ、イディオムを解説していこうと思います。 最初に: React Hooks は何であり、何ではないか 関数コンポーネントが状態を持てるようにするもので、関数のメモ化のテクニックを多用しま

    実践: React Hooks - mizchi's blog
  • redux-workerized で Redux と Vue を接続する - mizchi's blog

    mizchi/redux-workerized 作った。 yarn add redux-workerize で入る。 元々は react-hooks で redux へのアダプタを書いていただけのライブラリだったが… TypeScript フレンドリーなAPIにする ReactRedux.Provider の異なるAPI表現だけじゃ面白くない じゃあ Redux.Store を worker に置いて postMessage で更新しよう mapStateToProps や更新処理の抑制の処理もCPU使うから、worker に置こう JSON飛び交ってるだけだし、 React だけじゃつまらないから Vue Plugin も提供しよう 結果、ビジネスロジックが Worker に切り出された上で、 ReactVue が同じ Store を共有するようになった。 どうなってるかというと

    redux-workerized で Redux と Vue を接続する - mizchi's blog
  • React Hooks をどう使っていくか - mizchi's blog

    大きく、末端コンポーネントと全体アーキテクチャの視点がある。 末端コンポーネントでの Hooks ここはあまり議論の余地なく、setState で local state を持っているものや、 componentDidMount していたものを置き換えることが出来ると思う。 FC を class にせずにちょっとリッチにするのが簡単になる。 class の setState 相当 function Counter() { const [count, setCount] = useState(0); const onClick = useCallback(() => setCount(s => s + 1), []); return <button onClick={onClick}>{count}</button> } componentDidMount / componentWillUn

    React Hooks をどう使っていくか - mizchi's blog
  • 「この〜を導入すると、なんとこうなりました!どうです?わかりやすいと思えませんか?」 - mizchi's blog

    主にUI設計やプログラミングのAPI設計について、「わかりやすい」というのは主観的で合意が取れないのでクソという話。 定量的な指標が示されてない そもそも趣味が合わない場合はそこで終わり 〜の来意図された機能が隠れてしまっている ↑によって隠れてしまった機能を呼び出すのが、最終的にコストが掛かる 何が言いたいかと言うと、「指標の伴わない変更に意味はない」「APIの呼び方を変える程度のラッパーライブラリやヘルパーには、特に意味がない」ということです。 ここからプログラミングの話に絞りますが、特にショートハンドしたいだけの場合、ショートハンドするAPIの実装は、必ず来の機能を呼び出す脱出ハッチも必要となります。 よく練られていない「わかりやすさ」は、次第にこの脱出ハッチを使うことを要求するようになり、結果として捨てられることになります。この破棄までの過程は、結果的に「技術的負債」と表現され

    「この〜を導入すると、なんとこうなりました!どうです?わかりやすいと思えませんか?」 - mizchi's blog
  • JavaScript エンジニア向け: 知識ゼロから tensorflow.js で機械学習入門 - mizchi's blog

    この週末で機械学習を勉強した結果として、JavaScript エンジニア向けにまとめてみる。 自分が数式見て何もわからん…となったので、できるだけ動いてるコードで説明する。動いてるコードみてから数式見たら、多少気持ちがわかる感じになった。 最初に断っておくが、特にJSを使いたい理由がないなら python で keras 使ったほうがいいと思う。tensorflow.js が生きる部分もあるが、学習段階ではそこまで関係ないため。 追記: 最初 0 < a < 1.0 0 < b < 1.0 で三角関数 Math.sin をとっていて、これだと三角関数の一部の値しか使っておらず、線形に近似できそうな値を吐いていたので、次のように変更して、データも更新した。 // 修正前 const fn = (a, b) => { const n = Math.cos(a) * b + Math.sin(b

    JavaScript エンジニア向け: 知識ゼロから tensorflow.js で機械学習入門 - mizchi's blog
  • keras 使って DQN で迷路を解いてみた - mizchi's blog

    世界観をつかめるぐらいには機械学習やっておきたいと思い、とりあえず何かしらのお題がないと興味が続かなさそうなので、二次元の盤面上で何かしらの行動をする、ローグライクのモンスターのエージェントを作るのを目標にしようと思う。自分がゲーム作るとき、大抵エージェントのルール作る段階で飽きてくるので。 今回の記事は、迷路を解くところまで。 学習資料 [Python]強化学習(DQN)を実装しながらKerasに慣れる - Qiita DQNをKerasとTensorFlowとOpenAI Gymで実装する 全力で人工知能に対決を挑んでみた(理論編) - ニコニコ動画 雰囲気を掴むのに、ニコ動の解説動画わかりやすかった。 よく使われてる OpenAI Gym 、見た目は派手だが、環境変数が多すぎていまいち理解の助けにならない + 次元が多すぎて収束が遠いので、すごい単純なゲームルールを自分で作って、それ

    keras 使って DQN で迷路を解いてみた - mizchi's blog
  • 大量のテキストを食っても速い Markdown Editor 作った - mizchi's blog

    もう人生で何個目かわからない markdown エディタ作った。が、今回のは結構気に入っている。 https://markdown-buffer.netlify.com/ で遊べる。 用途としては、GitHub か Qiita か はてなブログかわからないが、なにか書こうと思ったときに、どのサービスも中途半端に重いので、とりあえずのバッファが必要、という感じで作った。なので速度重視。 ブラウザのストレージで永続化してる。オフラインで動く。できるだけエディタとしてはスコープを大きくせず、単に編集バッファ(textarea)でしかない、というのを意識している。 結構頑張って作り込んでしまった https://nedi.app が色々肥大化してしまっていて入力時にラグを感じるので、編集体験を見つめ直す自戒もある。 機能 数式対応 コードハイライト対応 バックグラウンドで自動保存 改行を br に

    大量のテキストを食っても速い Markdown Editor 作った - mizchi's blog
  • この DOM がすごい2018: worker-dom - mizchi's blog

    おもしろライブラリを見つけて興奮しているので紹介します。 UIスレッド(メインスレッド)からユーザー操作をブロックしてしまうような重い処理を逃がす off-the-main-thread を実践しようとなると、実際に問題になるのは、ほとんどの処理は何らかの形で DOM を参照し、それに連なるものが処理時間の殆どを占めている、ということです。 off-the-main-thread の時代 - mizchi's blog DOM に触れない WebWorker でビジネスロジックを処理するのは、ある種の健全性(Universal/Isomorphic)を手に入れるための「縛りプレイ」として有用ですが、現状は実用上のメリットが殆どありません。 例えば react / redux の reducer で、ビジネスロジックを worker 側に移して処理できるぐらいアイソモーフィックに(DOMに触

    この DOM がすごい2018: worker-dom - mizchi's blog
  • Redux 再考 - mizchi's blog

    今まで自分で作ったものが十数個、仕事で5社ぐらいの redux を見てきたので、その結果思うところを書く。 前提として、自分はエコシステムに乗るという意味で今では redux 肯定派だが、redux それ自身が過剰に抱えている複雑さはもっと分解されるべきだ、という立場。 Redux がうまく設計されているとどうなるか 一貫した一つの設計論に従うので、考えることがなくなる 難しさが廃されるのではなく、難しい部分が一箇所に集中する。React Component の末端では、何も考えることがなくなる。状態管理という難しい部分を作る人と、末端のコンポーネントのデザインに注力する人を分けられる。 大規模になっても設計が破綻しにくい、というエンタープライズ向きな特性を持つ。が、その技術基盤は(静的)関数型由来の考えが多く、基礎設計や基盤理解にはハイスキルが要求され、需要と適用対象のミスマッチを感じる

    Redux 再考 - mizchi's blog
  • TypeScript入門以前ガイド - mizchi's blog

    某社で自分が React/Redux + TypeScript などの講習をやってみた結果、TypeScript 入門用資料が必要だと思って書いたやつです。 このドキュメントのターゲット TypeScript で書かれたプロジェクトに参加する人 TypeScript を導入するために、その事前知識が必要な人 このドキュメントの読み方 ES2015 for Beginners ES2015 for ES5 Programmers ES Modules 非同期表現: Promise と async/await TypeScript エコシステム編 自分が React/Redux などの講習でいろいろやってみた結果、 ES2015 と TypeScript を同時に教えると、初学者は何がどの概念に由来するかの区別が出来ずに混乱します。なので、ES5 -> ES2015, ES2015 -> Ty

    TypeScript入門以前ガイド - mizchi's blog
  • off-the-main-thread の時代 - mizchi's blog

    off-the-main-thread は今フロントエンドで熱いテーマの一つです。日語圏では今ひとつ話題になってないので紹介しておきます。 off-the-main-thread の概念の大まかな概要については、Chrome 開発者の nhiroki さんの日語の記事があるので、こちらを参照してください。 nhiroki.jp speakerdeck.com ここまでのあらすじ 従来のウェブブラウザーでは、一つの画面につき一つ割り当てられる、UI スレッドと呼ばれる名前空間で様々な処理を行ってきました。DOMセマンティクスの評価, CSS による rendering / painting、JSのScripting…。もちろん裏側ではブラウザが様々なバックグラウンドサービスに処理を委譲し、スレッドで実行され、その非同期な結果を受け取っているわけですが、少なくともUIスレッドで走るJSから

    off-the-main-thread の時代 - mizchi's blog
  • Chrome に PWA for Desktop が来ていたので next-editor で試した - mizchi's blog

    追記: Canary じゃなくてもいいらしいのでタイトル修正した。が…実装具合はよくわからない 今年中に来るとは聞いていたやつ。要はウェブアプリを デスクトップアプリ化する。Electron と違って Chrome の Sandbox と同じ権限で動いている Twitter Lite をデスクトップ PWA にして使ってるんだけど、最 & 高です。 Mac だと Chrome Canary で enable-desktop-pwas のフラグを立てると使えます。 pic.twitter.com/0TPhe8gyQL— Eiji Kitamura / えーじ (@agektmr) 2018年7月12日 ちなみに Chrome Canary + フラグは上級者向けなので、自身のない方はいましばらくお待ち下さい。そのうち安定版で普通に使えるようになります。— Eiji Kitamura / えー

    Chrome に PWA for Desktop が来ていたので next-editor で試した - mizchi's blog
  • 漸進的型付け言語の時代に必要なもの - mizchi's blog

    最近では、Gradual Typing、漸進的型付けと呼ばれる型システムを備えた言語(拡張)が増えてきています。 次のようなもの JavaScript: TypeScript / Flowtype Python: mypy / pyre-checker PHP: hack / php-storm flow/pyre-checker/hack と facebook 製が多いですね。 この記事は、それらを使う動機と運用について書きます。この記事の出発点として、 おそらく TypeScript/Flow で発生した問題が後発の言語で発生すると思っており、それらを使う方や、設計する人への提言でもあります。 自分は昔 https://github.com/mizchi/TypedCoffeeScript というAltJS作ろうとして、実装のツラミはなんとなく知ってるつもりです。ホビーレベルで作るもの

    漸進的型付け言語の時代に必要なもの - mizchi's blog
  • クライアントサイドのモデルとは何か 後編 ~ 単方向データフローと参照透過性 - mizchi's blog

    この記事は クライアントサイドのモデルとは何か 前編 ~ クライアントサイド MVC の死 - mizchi's blog の後編。 前提として、今回の出す例で、「Web フロントエンドで、そこまで複雑な状態を考慮するなんてそもそも間違ってる」という意見があると思う。これに関して、そもそも「SPA というものが、いかに実現可能になったか」という視点の話であり、また、自分の経験上「フロントエンドなんて雑でシンプルでいいでしょ」というものが、複雑な構成を取っていくのを、何度も目にしてきた、という2つの前提がある。 適切な粒度に応じた適切な構成をとるべし、というのは別の話で、今回、対象が複雑なアプリケーションなのは前提とする。 Flux 以前 先の記事で ActiveRecord を前提にしたサーバーサイド ORM をクライアントで輸入しようとすると、クライアントでは Storage 層が存在し

    クライアントサイドのモデルとは何か 後編 ~ 単方向データフローと参照透過性 - mizchi's blog
  • クライアントサイドのモデルとは何か 前編 ~ クライアントサイド MVC の死 - mizchi's blog

    前置き この記事、来は Flux には Model がないのではないかと思った覚書 - ナカザンドットネット と Flux の Store が ViewModel かって話からの MVW とかどうでもいいって話 - 型の蓄音機は 1 分間に 45 回にゃあと鳴く のアンサーとして書き始めた記事だが、前置きだけで別テーマとなったので、前後編に分割する。 僕は元々がゲームクライアント屋だったときの発想を引きずってるのと、既存の Web の開発の文脈に対して距離を置いていることを明言しておく。あとこういうテーマでとある原稿書いていたので、頭の整理も兼ねて。 ActiveRecord の功罪を振り返る このテーマを語るにあたって、まず Rails の MVC について述べなければならない。なぜなら、フロントエンドのアーキテクチャとは、サーバーサイドの MVC の模倣に始まり、破綻し、結果として

    クライアントサイドのモデルとは何か 前編 ~ クライアントサイド MVC の死 - mizchi's blog
  • すべてのプログラマが機械学習を受け入れる準備をする時代になった - mizchi's blog

    という予感がしたので書く。正確に言うと機械学習の成果としての訓練モデルを。 まず事前に前置きしておくと、僕は機械学習をほとんど抑えていない。トレンドだけ追ってる。 大学生の時にニューラルネットワークを実装してみてフ~ンって言ってた程度に知識しかなくて、ディープラーニングが流行る前だから、「バックプロパゲーションってややこしかったけど、今は自動でモデルの最適化いい感じにやってくれるんでしょ?」ぐらいの雑な理解しかない。(この時点で怪しい) で、今はフロントエンドやってて、ここは機械学習は縁遠いように思えるかもしれないだろうけど、最近のGoogleはなんとブラウザで tensorflow を動かすのに情熱を注いでいる。 で、こんなのが Hacker News で流れてきた。 medium.com とりあえず試した。デモをそのままデプロイした。 PoseNet - Camera Feed Dem

    すべてのプログラマが機械学習を受け入れる準備をする時代になった - mizchi's blog
  • ServiceWorker as a Service, または Universal ServiceWorker という発想 - mizchi's blog

    ServiceWorker とは質的に リクエスト&レスポンスモデルであるので、それをサーバーサイドで実装で一種のサーバーロジックとして動かしてしまって良いはずだ ー という発想に目から鱗だったので、ちょっと考えてみたいと思う。 www.publickey1.jp ここで試せる。 https://cloudflareworkers.com/#a9bc9ef6b4248289c71518581df30bc7:https://tutorial.cloudflareworkers.com Cloudflare はCDN業者なので、 それに特化して Service Worker as a Service みたいな表現はしていないが、実態としてはサーバーサイド ServiceWorker だ。Fastly では varnish のミドルウェアなどでキャッシュ破棄設定のロジックやリダイレクトを書いて

    ServiceWorker as a Service, または Universal ServiceWorker という発想 - mizchi's blog
  • フロントエンドの負債と向き合う - mizchi's blog

    某所で書いたものを公開用に書き直したもの 前提 フロントエンドでTDDは難しい、というかほぼ不可能である。なぜなら事前に副作用をデータとして表現できるか不明だからだ。たとえばあなたのプロダクトの画面の何処かにボタンを追加するために、その内部表現を事前に思い浮かべることが可能だろうか? react-redux などのFluxフレームワークは如何に副作用をアクションとして表現することで、テスト・デバッグのための情報を残すか、という視点で発展してきた側面がある。あの冗長なアクション定義は、全てデバッグのために書いていると言っても、過言ではない。それすら「Textは文字がある」といったトートロジーなデータになりがち。 フロントエンドの現実的な単体テストは、他の開発者のために、自分が書いたコードの要求を満たしているか検知する手段として、防衛的にテストアフターしておく。これぐらいしか現実的な手法がない

    フロントエンドの負債と向き合う - mizchi's blog