セミプロに当たるレギオナルリーガ(4部)の南西地区において、出場停止処分にまつわる、なんとも奇妙で不幸な出来事が起きている。 18日に行われたエルバースベルク対ホンブルクの後半19分、ホンブルクに所属するクリスティアン・レンシュが自陣ゴールのライン上でシュートをブロックするも、マリオ・シュミット主審はこれをハンドと見なし、レッドカードを提示。同選手の猛抗議もむなしく、退場と次節の出場停止が決まってしまった。 しかしレンシュにとって幸いだったのは、地元TV局がこの試合を中継していたこと。映像をチェックすると、ボールが当たったのは、手ではなく明らかに胸であり、ホンブルク側はこれを武器に、レギオナルリーガ南西地区を管轄するスポーツ裁判所に異議申し立てを行った。すると、ほどなくして同裁判所からは、このような異例のコメントが発表されている。 「2件の死亡事件があったため、当該選手の出場停止処分を執行