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奇譚に関するpluggedのブックマーク (2)

  • フライパンを買いに来るお客様に子供靴をお買い上げいただく方法 - 関内関外日記

    ei perustu tositapahtumiin あれは、僕がとある鉄道系の百貨店に勤めはじめて三ヶ月くらい経ったころのことだ。研修もひととおり終えて、たまに鏡にうつる自分を見れば、ちょっとはデパート店員らしくもあり、それがなぜかすこし面映く感じはじめたころだ。 水曜日の朝のこと、上司に呼ばれて、フロア接客の実習をせよとの命を受けた。なんでも、系列が誇る接客の神様のような人が来るので、彼女から学んでこいとのことだった。接客の神様と聞き、何やらこの業界の秘密を覗き見ることができるような気になったりもした。それに、接客の神様はどんな人なのだろう? ……たんなるおばさん。そう、接客の神様は、たんなるおばさんだった。今もって、そうとしか表現できないくらいに、ふつうのおばさんだった。年の頃といえば五十代は半ばか、自分の母と比べてみても、上のようであり、下のようであり、ただ丸顔で人懐こそうな雰囲気

    フライパンを買いに来るお客様に子供靴をお買い上げいただく方法 - 関内関外日記
    plugged
    plugged 2012/02/10
    素晴らしい
  • 中二階の神さま - 青色3号

    私の生まれ育った町には奇妙な風習があった。家を新しく建てるとき、必ず中二階を造らなくてはならない、というものだ。町に団地なんてものはなかったから、従って殆どの家に中二階があったということになる。そしてこの中二階(の小さな部屋)が何に使われるのかといえば、「おっさんを泊めるため」としか言いようがない。そう、あの町には奇妙な風習とともに、奇妙なおっさんが住んでいたのである。 さて、いま私は「おっさん」と言ったけれど、町の人々はみな彼のことを「神さま」と呼んでいた。もちろん私も、かの地に住んでいるころは、やはり彼のことを「神さま」と呼んでいたのだ。したがって、ここからは彼のことを「神さま」と呼ぶことにしたい。 記憶のかぎりでは、私がはじめて神さまを見たとき、彼はだいたい五十歳くらいで禿頭、夏だったからステテコにランニング、そんないかにもおっさん然とした姿だったと思う。それは神さまが我が家の中二階

    中二階の神さま - 青色3号
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