どうやら最近の若者の間ではSF=サイエンス・フィクションよりも、SF=セックス・フレンドの方が一般的らしいのだ。これはガチだぜ!何というばらまき戦略か……!彼ら彼女らに敬意を表し、僕はSFのことを「すこし・ファック」と呼ぶことにする。俗に言う、先っぽ理論である。 「現実と虚構の区別がつかない」なんて、いかにも三文小説に出てきそうな文章だけど、しかしそれは実際に起こってしまうことなのだ。 一言で説明するなら、これは「相手の死角に入り込む音」である。「死角」という視覚的な概念を音によって表現しているところが我々にとっての面白ポイントで、もちろん死角に入り込んだところで音が鳴るわけもないから、実際には自ら声に出す必要があった。発音をより忠実に再現するのなら、「スミ……」ではなく「スンミ……」と表記するべきなのかもしれない。ンが半角なのがポイントである。 それでは、聴いて下さい。 The Chim