タグ

ブックマーク / yoghurt.hatenadiary.com (94)

  • 死ぬこと - 未来の蛮族

    の父が亡くなった。 四歳の息子には、まだ、死ぬということの意味がわからない。 それは三十五歳の僕にもわからない。 改築されたばかりの斎場は、まるでホテルのロビーのように明るくて清潔な空間だった。 息子は、そこで僕を質問責めにした。 「じいじはどうして箱(棺のことだ)に入っているの?」 「じいじはどこにいくの?」 別に簡単に答えてしまってもいいのだけど、というか簡単に答えるほかしょうがないのだけど、僕はいちいち口ごもってしまう。しかし、そうやって、何事かを考えている振りをしたところで、別にふだん生きることだの死ぬことだのをマジメに考えているわけでもないのだから、結局は気の利いたことがいえるはずもない。 僕は息子に、じいじはお空のうえの天国に行ったのだと答えた。 その答えに自分でも驚いてしまう。 おれは天国は空の上にあると思っていたのか。 息子の質問は止まらない。 「じいじは、お空の上で何を

    死ぬこと - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2018/06/01
    「きょうは、みんなで、じいじに行かないでって言いに来たんでしょ?」
  • ぼくのかんがえた東京版「ラ・ラ・ランド」 - 未来の蛮族

    『ラ・ラ・ランド』Music PV“Another day of sun" ララランド観てきました。とても良かった。もしも、おれが女子だったなら今ごろ原色のワンピースを爆買いキメてたと思います。つきあい始めたばかりのミアとセブがデートするところは実にうらやましかった。正直、あんなデートしてみたいです。さすがLA。二人が訪れる場所は、どこもキラキラと輝いているようで、夢の街LALALANDの名にふさわしい魅力を放っていました。これ、LAだからこその楽しさだったかもしれないんだけど、折角だから他の都市でもララランド撮って欲しいと思いましたね。北京・モスクワ・パリ・ニューヨーク、そして東京でもララランドを作って欲しい。もちろん、僕の知る東京はLALALANDというようなテンションの街ではないし、鮮やかな原色のワンピースを見かける機会も少ないわけですが、社会が抑圧的であればあれほど、解放の歌が響き

    ぼくのかんがえた東京版「ラ・ラ・ランド」 - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2017/03/22
  • 厄介な隣人 - 未来の蛮族

    隣人に辟易している。我が家の幼い息子がやかましく泣きわめく時、彼らは容赦なくバンバン壁を叩いてくる。そのこと自体は…まあ確かにこちらが迷惑をかけているという事自体は否定できない。我が家の息子の泣き声はヤバい。窓ガラスがビリビリ震えるほどの声量がある。こちらも好きで息子を泣かせているわけではないにせよ、彼らの壁ドンも正当な抗議と言えるかもしれないな、と思う。ただ、納得がいかないのは、我々の生活騒音にやたら神経質な彼らは、自らの騒音については、全く気を遣っていない、ということだ。訳のわからんピアノ曲を爆音で鳴らすわ、ベランダで丸のこもガンガン使うわで、割と好き放題に暮している。それら自体は、おれにとって我慢できないレベルの騒音ではないのだが、子供がどうしても泣きやまない時に、ガンガン壁を叩かれた時の事を思い返すと、やはりこちらとしても、納得いかないな、なんて思うわけです。OTAGAIーSAMA

    厄介な隣人 - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2017/03/03
  • インターネットは役に立つ - 未来の蛮族

    WELQが炎上して、「そもそもインターネットなんかで医療情報を得ようとするのがバカ、さっさと医者に行くべき」ってことになっているような気がするのだけど、自分の実感としては、町医者よりもインターネットを用いた自己診断の方が役に立つ、というケースは決して少なくない。 例えば、あなたが、ユニークな病気にかかってしまったとしましょう。何でもそうだけど、最初の症状は軽微なものだったりする。町医者に行っても、患者の側もこの時点ではまだ大したことがないって感じているし、医者の方だって……まあ、これは相当に個人差があると思うけれど、自分の技量で対応できる範囲の病気しかそもそも視野に入れていない、という人が多いような印象がある。もちろん、これは医者のせいばかりではなくって、患者の方も、身体に現れたサインのうち、どれが医者に伝えなければならない情報なのか、わからないから、話すべきことを話していなかったりする。

    インターネットは役に立つ - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2016/12/14
    “最悪の可能性を検索することは、ほんとうに勇気を必要とする行いで、このデメリットを克服することは相当に難しい。覚悟決めて、根性出すしかない。”
  • 残酷なオタクが支配する - 未来の蛮族

    いつも週刊少年ジャンプの話をしているのと、あとはたぶんルックスのせいで、周囲からオタクだと思われている。そんな気がする。冗談じゃない。おれはオタクじゃない。ただマンガが好きなだけだ。そのマンガだって、オタクがいない方がもっと面白い文化になっていたんじゃないかって思うくらいだ。まあ、それはないか。でも、おれはオタクじゃないから、今日このごろのオタクの増長に死ぬほどムカついてる。何ならちょっとビビってもいる。 例えば、何らかの用があって市役所に出かけたとしようか。するとだいたい壁に萌え萌えしいアニメキャラが貼ってあんだよ。それでそいつらが町おこしだの村おこしだの言ってやがるわけよ。正直勘弁してもらいたいわ。こないだなんか、自衛官募集のポスターにアニメキャラが描かれていたぞ。しかもそりゃあ自衛官が異世界で気持ちよく大暴れするアニメだっていうじゃねーか? ああ? ウルセーな、おれはオタクじゃねーけ

    残酷なオタクが支配する - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2016/06/10
  • いびつな父親 - 未来の蛮族

    http://anond.hatelabo.jp/20160531142404 この人の苦しみに比べれば、ずいぶんレベルの低い話かもしれないけれど、子どもを育てる過程で、自分自身の歪みを突きつけられるようなことは、おれの場合は、わりとよくあることだったりもする。 おれは、ほんとうにさえない男なのだけれど、もう30年以上もこの世の中で暮らしてきたので、自分のさえなさとはだいぶ折り合いがついている。そりゃあ、どうしても人並みに出来ないことは山ほどあるけれど、それを嘆いたって出来ないことが出来るようになるわけじゃないし、まあそれなりに出来ることをやって生きていくしかない。欠点も含めて、「それがいいんじゃない!」と言ってくれる人も(数は少ないにせよ)いることもわかってきた。世間と自分の考え方がい違っていて、世間に服従しなければならない時にも、腹の底では頭がおかしいのはあいつらの方だと思っているか

    いびつな父親 - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2016/06/02
  • 君は字が汚い - 未来の蛮族

    君は字が汚い。そのことで、信頼を失っている。信頼を失いつづけている。少なくとも私は、字が汚い人間の仕事は一切信用していない。こういうことを書くと、字が汚い連中は決まってこう反論する。 「今どきはもう手書きっていう時代ではありませんよ」 しかし、こういう手合いの雑な仕事は、たとえコンピュータを使ったとしても、改善されることなど一切ない。エクセルで資料を作らせても、数式がまるで論理的でなかったり、計算範囲がズレズレだったりする。それでいて、彼らは、電卓叩いて計算することすら、なんだかんだと理屈を述べて、やろうとしない。少し考えを巡らせてみればわかることだが、たかだか1cm平方メートルの平面すら満足にデザインできない人間に、細部まで神経の行き届いた仕事ができるはずがない。 決めつきが過ぎると思われるかもしれないが、私は個人的な経験に基づいて、こういうことを喋っている。字の汚い人間の性質について、

    君は字が汚い - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2016/05/27
    自分もその村から出たい
  • CookPadで若いふたりが恋をする物語 - 未来の蛮族

    僕は料理ができない。しかし、そんな僕にも、ぜひとも自らの手で料理をこしらえなければならない、そんな日は訪れるのであって、困り果てた僕はいつものように集合知に賭けた。平たくいうと、Cookpadでてきとうなレシピを拾ってくることに決めたのだ。そこで僕が、レシピの代わりに見つけたのが、”インターネットの大天使”だった。インターネットには変わり者が多いから、ちょっとぐらいおかしなやつがいたって僕はいちいち反応なんてしない。当たり前だ。はじめてダイアルアップでインターネットに接続した夜からどれほどの時間が流れたと思っているのだ。僕はもはや、何をみても心を動かされることはない。そのはずだった。しかし(もちろん)、僕は彼女を無視することができなかった。 彼女は、少なくとも百を越えるレシピをCookPadで公開していた。 「パンにバターを塗ってトースターで焼きます。バタートーストの完成です。」 「パンに

    CookPadで若いふたりが恋をする物語 - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2014/09/16
  • はてなに夢をみていた - 未来の蛮族

    まだ生きているものを、少し前に流行った言葉でいうなら「オワコン」ですか、勝手に終わってしまったことにして、あれこれとあげつらうようなことを言うのは、たいへんに失礼なことだし、何よりも自分自身をみじめにする。ずっとそんな風に考えていたので、「はてな」にたいして「終わった」なんてことをいうのも、なるべく控えようとしていたのだけど、かつて熱中していたはてながだんだんとその姿を変えてゆくなかで、どうしても、おれの愛したはてなの姿を、まだおれが覚えているうちに書き記しておきたいと思うようになった。まるで老人のような発想だ、と自分でも思う。 インターネットに何かを書き記すということは、砂浜に文字を書くことにも似て、どれだけの熱意を込めて文章を書いたとしても、一晩で打ち寄せる波に洗われて消えてしまう。だからおれは何度でも同じ文章を繰り返し書かなければならない。書いては消え、消えては書く。その光景は、賽の

    はてなに夢をみていた - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2013/11/15
  • 「サザエさん」は、誰がみた夢なのか? - 未来の蛮族

    長かった夏が終わり、秋が来る。やがては冬が訪れる。季節は確かに巡りゆくのに、時間は循環したまま、永遠にそこに留まっていて、その世界の住人は誰ひとりとして年をとらない。死ぬものもいない。俗に「サザエさん時空」なんて呼ばれたりするこの時間感覚は、よく考えてみると相当におかしいのだけど、何しろ「サザエさん」といえば、僕が物心つくよりずっと前から放映されている国民的アニメなので、「それはもとよりそうしたもの」として受け止めていて、「なぜ、サザエさんは年をとらないのか?」なんてことを考えたことは一度もなかった。でも、この時間感覚は何かに似ているんだよなあ……そんな風に思いながらも、生活のなかで「サザエさん」のことを真剣に考える瞬間なんてそうあるものじゃないので、僕にとって、サザエさんが年をとらない理由は、謎とすらも意識できない漠然とした謎でありつづけていた。生まれ育った家を出て、ひとり暮らしをして、

    「サザエさん」は、誰がみた夢なのか? - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2013/10/29
    よい文章、泣きそうになる。そしてSF。
  • 最高の小説!/青沼静哉『モルトモルテ』 - 未来の蛮族

    早稲田文学6 特装版 作者: 青沼静哉,仙田学,間宮緑,多和田葉子,オルガ・トカルチュク,ニコール・クラウス,ドン・デリーロ,千野帽子,朝吹真理子,雪舟えま,松田青子,青木淳悟,福嶋亮大,黒田夏子出版社/メーカー: 早稲田文学会発売日: 2013/09/06メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (11件) を見る雨や風が強く吹き荒れる日には、家に引きこもってを読んでいるのが一番いい。薄暗い部屋の中で、雨粒が窓を打つ音を聴きながらページをめくるのは、最高に心地よく、どれだけ遠くの街にでかけたってこれほど充実した時間を過ごすことはできないように思う。この間の台風のときは、ちょうど連休の中日だったので、来る嵐への備えを万全にすることができた。土曜には屋に行き、普段なら読まないだろう、というもいくつか買っておいた。一歩も外に出なくてもいいように、豚肉と海老を冷蔵庫に放り込ん

    最高の小説!/青沼静哉『モルトモルテ』 - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2013/10/03
  • 映画「風立ちぬ」と、なかったことにされた人生 - 未来の蛮族

    風立ちぬ サウンドトラック アーティスト: 久石譲,読売日交響楽団出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ発売日: 2013/07/17メディア: CDこの商品を含むブログ (47件) を見る国民的作家、なんて大仰な呼び方が許されるのは、この国では村上春樹と宮崎駿くらいのものだろう。その国民的作家の、最後の作品(?)になった「風立ちぬ」を、9月9日の時点で788万人が観たらしい。 http://mantan-web.jp/2013/09/10/20130910dog00m200015000c.html それで、恥を偲んで告白すると、おれはこの映画をみて、けっこうひどい勘違いをしてしまっていたんだよね。 「風立ちぬ」が、堀越二郎の半生と、堀辰雄の小説をミックスしたものであることは知っていたけれど、それは当然、堀越二郎の人生に堀辰雄の小説と重なるものがあるからだと思っていたのだ。

    映画「風立ちぬ」と、なかったことにされた人生 - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2013/09/19
    ピュア!ひとの心を失ってなんていないじゃない!
  • 真夜中にiPhoneが鳴りだして、 - 未来の蛮族

    ぶいぶいうるさいものだから、パスコードを入力してロックを解除したら、Hatena::Dからのメールが届いていた。タイトルは「yoghurtさんについてTwitter上で言及がありました」メール文には「まぁ、もともとid:yoghurt氏が嫌いだったんですよね」と記されている。またこの手のコメントか……とうんざりするよりも眠気の方が勝って、わたしは「おやすみモード」をオンにして二度寝することにする。それから、起きて、シャワー浴びて、身支度して、朝べる。朝といっても、トースト焼いてヨーグルトべるだけなんだけど。ヨーグルトにりんごジャム落としたんだから、トーストにはバターでも塗っておけばよかったのに、結局そこにもりんごジャム。すばらしいアオハタのりんごジャムも、こんなべ方をしていてはすぐに飽きてしまう。わたしは自制しなければならない。それから、家出て駅まで歩いて階段を登って電車乗る

    真夜中にiPhoneが鳴りだして、 - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2013/09/12
    素敵すぎる
  • 株はたいへんなものを盗んでいきました - 未来の蛮族

    オリンピックの東京招致、どうも応援する気になれない。 そんなことしている場合なのかよ、というのがごく正直な感想だ。 オリンピックを開けば景気がよくなるとはいうけれど、それもわかるようでわからない話で、公共投資のお題目としてオリンピックが必要なだけなんだったらさ、それよりもはるかに緊急で重要な案件がいくらでもあるでしょーが、と思う。晴海の開発がなくなったって、凍土壁だの汚染水の処理施設だの、作らなければならないものは山ほどあるのだし、それで十分以上に金はかかるわけなのだから、それでよくないか? ……これがどれくらい的外れな考えなのか、経済に暗いおれにはよくわからないが、とにかくそんな風に思うのだ。 そんな風に思っているはずなのだが、それはそれとして、おれは、オリンピックでも来てくれないことには決して救われないほどの高値で不動産株を買ってしまっている。はるか高みにて燦然と輝く不動産株の取得原価

    株はたいへんなものを盗んでいきました - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2013/09/07
    まったく他人事とは思えない…
  • カフェでよくかかっているJ−POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生/渋谷直角 - 未来の蛮族

    帯には「誰かをバカにするマンガと思ったら大間違いだ!」という久保ミツロウ先生の力強いお言葉があるし、著者である渋谷直角氏はあとがきで「彼らに対して、こちらの何かの一つの価値観や上から目線をもって小馬鹿にしたり、それじゃダメだ、と断定して描いているのではなく」とはっきりと記していて、それはけっして嘘ではないのだろうけども、この作品を読んで感じたのは、やはり強烈な悪意、だった。小さな世界でもがくサブカル民を単に馬鹿にするのではなく、ある種の愛情をもって描いていることは、特攻の拓の天羽セロニアス時貞に匹敵するほど感動的な宮沢賢治使いをみても明らかなのだけど、散りばめられた固有名詞の群れからは、それを上回るほどの悪意を感じてしまう。 「バンプオブチキンと空の写真ばかりアップしているブロガーの恋」や「ダウンタウン以外のお笑い芸人を基認めていないお笑いマニアの楽園」は、そもそもタイトルに固有名詞が入

    カフェでよくかかっているJ−POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生/渋谷直角 - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2013/09/05
    読みたい
  • 東京の島々 III - 未来の蛮族

    東京の島々 東京の島々II 写真は八丈島の八丈富士。火山である。この山の火口のふちをぐるりと周ることを、「お鉢巡り」というらしい。僕はこれをやるために、東海汽船に一晩ゆられてこの島にやってきたのだ。結果から先に書いてしまうと、僕は「お鉢巡り」をやりとげることはできなかった。山から転げ落ちることが恐ろしく、途中で引き返してしまったのだ。「お鉢巡り」とは実に適切なネーミングだった。僕が歩くべき道は、まさにお鉢のふちのように薄く、鋭く切り立っていた。お鉢の内側に落ちたとしても、外側に落ちたとしても、よくて骨折、運が悪ければ即死したっておかしくないように思えた。 「ちょっと大袈裟に言い過ぎなんじゃないの?」なんておっしゃる方もいるかもしれない。正直、僕もそう思う。今回載せた写真を見返してみると、明らかに人がかんたんにすれ違うことができるくらいの広さがある……。だが、ちょっと待ってほしい。これはむし

    東京の島々 III - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2013/02/20
    溢れるファンタジー感。異界
  • 坊主の時代 '97 - 未来の蛮族

    plugged
    plugged 2013/02/12
    ああ、あったね、女子のあいだでの坊主頭ブーム。懐いなあ(俺は何を言っているんだ???)
  • 変身のニュース - 未来の蛮族

    僕の棚は小さい。東京ほどではないにしても、横浜の家賃は十分すぎるほど高いので、僕の稼ぎではごくわずかなスペースを維持するのが精いっぱいなのだ。 ほんとうは、僕の家にやってきた全てのに、彼らが全力で駆け回れるような大平原を与えてやりたい。どんなにつまらないにも、何の心配もなくくつろげるような長い海岸線を与えてやりたい。しかし、そんなことはもとより無理な話なのだ。現実では……。ちょっとやそっと面白いぐらいのは、早々に棚を追い出され、ブックオフに売り払われることになってしまう。 可哀想だとは思うけれど、仕方がないことだ。 そんな僕の棚に、即座に特等席を用意させてしまうような、とんでもないルーキーがあらわれた。 変身のニュース (モーニング KC) 作者: 宮崎夏次系出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/11/22メディア: コミック購入: 6人 クリック: 68回この商品を含

    変身のニュース - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2013/01/25
    読みたい
  • 続・剛力天才論 - 未来の蛮族

    一昨日の私はどうかしていた。 剛力彩芽、その顔が天才だ! 「剛力さんの魅力を理解せぬ蛮族を、私が啓蒙しなければならない!」 今となっては信じられないことだが、どうやら私は気でそう考えていたようなのだ。 単に馬鹿げているだけでなく、あまりにも傲慢すぎた。私は、ほとんど宣教師のような心持ちだったように思う。これが私のミッションなのだ。そんな風に感じてもいた。 ところが、実際に起きたことは、まるで逆だった。教えられたのは私の方だったのだ。 ブログにつけられたブックマークには、傾聴に値する発言がいくつもあった。 id:ohnosakiko 芸能 顔のことばかり言われるけど、首から肩のラインがとてもきれい。長い茎の上にバラの蕾が載ってるみたい/個人的には懐かしいタイプの顔。太い眉と吊り気味の目は中原淳一の描いた少女に似ている。どこか昭和な雰囲気 このコメントを読んで、私は打ちのめされた……。ランチ

    続・剛力天才論 - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2013/01/17
    熱量が違う
  • 剛力彩芽、その顔が天才だ! - 未来の蛮族

    私はこれまで、ただ自分のためにだけ、文章を書いてきた。他人のために文章を書いたことなど、一度もない。 ずっとそれでいいと思っていたし、今でも別に反省したというわけじゃない。 それでも、今回ばかりは特別だ。これから書く文章は、憤りによって書かれるべきものなのだが、私はこれを自分ひとりのものにはしたくないのだ。 これは義憤であり、公憤である。 何しろ、「剛力彩芽はブサイクだ」なんてふざけたことを口走る連中が大手を振って歩いているのが、今のインターネットなのだ。 誰かが何かを言わなければならない。 勘違いをして欲しくはないのだが、誰かのために書く、といっても、私は剛力さんのために書くわけじゃない。 彼女はそんなものは必要としないだろう。私は、剛力彩芽という革命にまだ気がつかないでいる、かわいそうなあなたがたのためにこそ、この文章を書きたいのだ。 memewデジタル写真集 剛力彩芽 Part1 作

    剛力彩芽、その顔が天才だ! - 未来の蛮族
    plugged
    plugged 2013/01/15