改正著作権法の今国会提出が見送られて、それでは「今年度の文化審議会著作権分科会での検討に基づく海賊版対策」は全て無くなったのかというとそうでもなく、実は一つだけ生き残っているのです。 違法DLやリーチサイト等の論点に隠れて何となく忘れられた存在になりつつありますが、最近情報政策の文脈で活発に議論されるプラットフォーム政策との関わりでも重要な部分であり、忘れられてしまうのは非常に勿体ないと思っていました。報告書でいうと38-44p、「4.インターネット情報検索サービスへの対応について」。つまり海賊版対策のためにグーグル先生を規制するべきか、いわば「著作権版の忘れられる権利」を設けるべきか、というような論点です。本来的に僕、このあたりの問題対応と方法論をお手伝いするためにあそこに参加させて頂いたはずで、どこかで生存確認をさせて頂くのもお役目かと思いましたので、少し報告書からの抜粋をして個人的な