早めの妊活、早めの婚活、理想の未来のための就活 就活・妊活・婚活。一応説明しておくと、それぞれ就職活動・妊娠(のための)活動・結婚活動の略である。これらを三大「活」と呼んで推奨してきたのがジャーナリストの白河桃子だ。 社会学者の山田昌弘とともに婚活を提唱した彼女は、婚活を妊活の序章と位置づけた。そして女性が子どもを産み・育てるには職場の「風土」が重要だという観点から、最近では就活についても積極的に発言している。婚活という用語自体が就活との比喩によってつくられたことを思えば、彼女は一回りして里帰りしたわけである。 彼女がこの三つの「活」に込める意味はというと、受け身で待っていてもはじまらない、だから「意志」を持って活動する必要がある、ということだ。特に就活と婚活については、社会のシステム自体が以前と変わってしまったのだから、もはや受け身ではいられないのだという。 彼女の主張にはうなずかされる